大好評!人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんの連載です。シミやくすみ、たるみなど…、大人の女性を悩ませるエイジングサインを、長井さんの経験と知識、独自のテクニックをフルに生かし、メイクだけでお悩みをスッキリ解決。大人の肌や骨格の悩みをなかったことに…!
第56回目は、面長を緩和して小顔に見せる眉テクニック。明るめの尻すぼみ眉から、トーンを抑えた平行眉に変えるのが正解です。
ダークトーンの平行眉で面長をカバーして小顔に
【セルフメイク→長井メイク】
コンサルタント業やフラワーショップの経営など、幅広い分野に携わる杉下さん。雑誌などから美容情報をアップデートしているものの、スキンケアやメイクアイテムは一度気に入ったらずっとリピートするタイプ。
「メイクは、面長な輪郭が目立たないように気をつけています。チークをしっかりめに入れて、顔の余白を埋めるのがその秘訣です」
■A.「直すべきは、ズバリ眉!ダークトーンの平行眉でキュキュッと小顔に」(長井さん)
「面長な輪郭をカバーするために、チークをしっかり入れて、間延びして見える頰を引き締めるのは正解です。ですが、杉下さんの場合、残念なのが明るめブラウンの尻すぼみ眉。髪色よりも明るいブラウンで描かれた眉は浮きますし、メリハリがつきにくく顔のパーツがぼやけてしまいます。そして眉尻が極端に細い尻すぼみ眉は、顔の余白を目立たせてしまうので注意が必要です。
改善点は2点。まずひとつ目が、眉を描き足すときはブラウンではなく、自眉と同じグレーを使用すること。そうすれば、浮かずに自眉になじみます。ブラウンを使うのはそのあと。足りない部分をグレーで補い、全体に明るいブラウンを重ねてほんのりトーンを上げると、とても自然な仕上がりに。
ふたつ目は、自眉に沿って眉の輪郭をとらないこと。きれいな平行眉に仕上げるためには、自眉が生えていない部分に眉を描き足すことも必要です。
おすすめは、『N by ONLY MINERALS』のアイブロウパウダー。これひとつで不器用な方でも失敗なく思いどおりの眉が描けるよう、私がプロデュースさせていただいた商品です」
【面長カバー&小顔をかなえるアイブロウアイテム】
【面長カバー&小顔をかなえる平行眉の描きかた】
1.眉尻上側を描き足す
チップに右のグレーをとり、尻すぼみになっている眉尻の上側部分を描き足します。自眉がない部分にも「擬似眉」を描き足す勇気こそが、理想の眉ラインをつくる秘訣です。
2.足りない部分を補う
同じくチップにとったグレーで、自眉がまだらで毛が足りない部分にも描き足していきます。
3.ブラウンのパウダーをのせる
ブラシに左のブラウンのパウダーをとり、眉全体にふんわりとのせて明るさとボリューム感を出します。
【ダークトーンの平行眉で面長を見事にカバー!】
※掲載した商品の価格は税抜です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 永谷知也(will creative)
- HAIR MAKE :
- 長井かおり
- EDIT&WRITING :
- 新田晃与