普遍的なTシャツこそ、突き詰めれば奥が深いもの。うんちくを秘めた一枚、素材やデザインにこだわったものなど、今、注目すべきTシャツトピックスを7つお伝えします。大人のわがままに応えてくれる、懐の深い一枚を手に入れましょう。
■1:ベーシック好きに響く! サイズ展開が魅力の「エイトン」
ユニセックスなサイジングで男女問わず、ベーシック派の心をとらえる「エイトン」は、「Tシャツに合わせたい服」をコンセプトに掲げるだけあり、その軸となるTシャツには深いこだわりがあります。インド産最高峰のスビンコットンを使用した上質な素材感には審美眼のある大人も納得。少しゆとりをもって着たいなら、女性に人気のサイズ02がおすすめ。各サイズとも細めのそで幅と5分そでが特徴です。
■2:パートナーとも楽しめる!カリスマ的人気の「メンズTシャツ」
海外からのファンも集める原宿発のコアなメンズブランド。スタート当時から「必要最低限のアウターとして着るアンダーウエア」をテーマに、つくり続けているTシャツはコレクターも多数! サイズを細かく7種類も刻んでいるため、女性でもぴったりの一枚が見つかるでしょう。
■3:クチュール感をドッキング!人気の「フェミニンTシャツ」
ブラウスを着るのは気が引ける……、そんな汗ばむ夏にちょうどいいのは華やかなラッフルをあしらった、たっぷりとしたラッフルがエレガントなドレスライクな一枚。細身パンツと合わせるだけでコーディネートが決まるTシャツは時期を問わず、ヘビーローテーションになること必至です。
■4:さりげなくモードを語る、バックシャンの「一芸Tシャツ」
ごくシンプルなクルーネックの一枚と思いきや、バックスタイルにひと工夫を凝らした、セレブ御用達のスタイリストが手がけるL.A.ブランドの心憎いTシャツを発見! 杢グレーのタイプは背面をシャーリング仕立てに、一方、ブラックはカシュクール風に。後ろ姿は意外と見られているからこそ、美コンシャスなデザインでぬかりなくキメたいものです。
■5:やっぱり気になる!永遠の名作、「プチバトーのクルーネックT」
気軽に楽しめるプライス以上に実力を秘め、生地から自社で制作している「プチバトー」の定番Tシャツ。かつて、12~14歳サイズで〝チビT〟を楽しんでいたプレシャス世代も多いのでは。気軽にトライできるプライスということもあり、着こなしによって異なるサイズを楽しんだり、休日仕様にきれい色に挑戦する大人が、今再び増加中! ゆとりのある一枚を探すなら16歳サイズ以上がおすすめです。
■6:上質素材がうれしい!クルチアーニ発カシミアシルクの「白T」
Tシャツがもつリラックス感を取り入れつつ、きちんと感も譲れない……。そんな大人に応えてくれるのは、薄手のカシミアシルクニット。シンプルなボックスシルエットがTシャツのクリーンさを表現しています。肌にとろける極上素材で、シルク混で毛玉になりにくいのもうれしいです。
■7:国内外から100種以上を厳選「白Tの専門店」
お店に並ぶのは、白の無地Tシャツだけ! そんなコンセプチュアルなショップは、ときに行列ができるほどの注目度を集めています。〝白Tハンター〟と自ら称する夫妻が立ち上げていることもあり、男女問わず、理想の一枚に巡り合うことができる。実際に触って選ぶことに価値をおくため、ネット販売もなし。さらに土曜日の午後のみオープンなのでご注意を!
以上、今も着られるし、蒸し暑い初秋にはジャケットのインナーとして活用する「Tシャツ」トピックス7つをお送りしました。トレンドに左右されないTシャツは、究極にシンプルだからこそ、大人が着ることで個性がにじみ出るものですね!
- PHOTO :
- 小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 白井艶美
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、川口夏希、望月琴海・遠藤智子(Precious)