2020年Precious7月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』7月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、細身のスティックパンツや、上半身をコンパクトに見せるノースリーブニットなどを取り入れた着こなしとともに、モノトーンコーデも多く登場。夏のファッションをすっきりと演出するスタイルが注目されたようです。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】黒ノースリーブタートル×白スティックパンツ
「モノトーンでまとめた着こなしが潔くてかっこいい」「背が低くても真似できそう」「さりげないけど上品さがにじみ出ている」と、シンプルながらも多くの人から高評価を得たコーディネート。
きちんと感の備わったモノトーン配色をベースにした装いは、黒のノースリーブタートルが清楚な肌見せをかなえる、コンサバティブな好感度を印象づけます。そのぶん、小物はフープピアスやサンダルでインパクトを添えるのがポイントに!
【9位】ボウタイ付きの黒シャツ×黒ハーフパンツ
「黒なのに重たく見えない」「こなれたムードときちんと感が両立している」「夏の黒コーデとして理想の着こなし」という声が寄せられた、オールブラックスタイル。黒を重たく見せず、季節感を演出するための着こなしのポイントは下記の4つ。
①「全身黒」スタイルは清涼感がすべて。必ずどこかに、「透け感」を取り入れる
②肌の露出ではなく、デコルテ周りやそでに透け感をつくることで、キレのいい女っぽさを表現
③白のバッグを添えて、軽やかさと洗練されたムードを演出
④ヌーディなサンダルで辛口の女らしさをプラス
このコーディネートなら、トレンドのハーフパンツも上品かつ大人っぽく取り入れられますよね!
【8位】黒ノースリーブタートル×Aラインスカート
8位にランクインしたのは、黒のノースリーブタートルとハリのあるAラインスカートとの組み合わせ。大人の女性が永遠に愛せるコンビネーションではないでしょうか。
大ぶりのサングラスやポインテッドトウのフラットシューズなど小物使いにフレンチシックを意識すると、オードリー・ヘプバーンのような清潔感のある知的なレディのたたずまいを実現できます。
こちらのコーディネートには、「黒×グレーの色合わせが好き」「メリハリのきいたバランス感がいい」「大人かわいいコーディネート」といった回答が多数。ベーシックなアイテムの組み合わせでありながら、多くの人の印象に残ったようです。
【6位】バンドカラーの白シャツ×細身パンツの黒パンツ
「夏らしいシンプルさが素敵」「ピンクをアクセントカラーにした小物使いがおしゃれ」「ボリューム感のある白シャツがこなれた印象になる」と、バランス感や小物の使い方が注目されたのが、こちらのスタイリング。黒と白の配色でつくる、大人の女性にふさわしいきちんと感が宿った着こなしです。
白シャツ&ブラックの細身パンツのワンツーで完成させる夏のスタイリングは、白×黒の分量が50%ずつの配色で構成するのが正解!
また、アクセントカラーの入れ方も重要。少量のピンクを加えることで、ストイックに陥りがちなモノトーンが、好感度の高い洗練ベーシックに仕上がります。今季の気分はグレースピンク。ビビッドですが、上品なトーンなのできちんと感はしっかりキープできるという最強カラーです。
【6位】黒ノースリーブニット×黒のチュールスカート
「夏に黒はタブー」という説には異議あり!という髙橋リタさんが教える「黒の着こなし」も大人気。こちらのコーディネートは、「スニーカーを合わせた外しテクニックがかっこいい」「手持ちの服でも真似できそう」「黒だけど暑苦しくないコーディネート」がお気に入りの理由として多く見受けられました。
夏の黒にエレガントな女っぽさを香らせるには、色の重さを軽減するための透け感が重要。チュールスカートの奥ゆかしい透け感が、軽さを出してくれていますよね。
仕事からそのまま会食などに出かけるような日にも、日常とドレスアップをシームレスにつなぐ、黒という色が最適です。シャープ感、辛口感、キレのよさ…といった印象をもたらしてくれる黒を上手に使って、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか?
【5位】ベージュのニット×カーキのスティックパンツ×ゴールドサンダル
5位にランクインしたのは、ほんのり艶のあるリネン素材のスティックパンツと、薄手ニットのアンサンブルでつくる、こなれた印象の着こなし。肌なじみのいいメタリックゴールドのサンダルが、脚長効果とともにラグジュアリーなムードも加えます。
カーキ×ベージュ×ゴールドのさりげない色合わせの妙が趣味のよさを漂わせるコーディネートは、女友達からも好感度が高いカジュアルスタイルです。
こちらは、「色合わせが大人っぽい」「オンオフともに使えそうな着こなし」「バッグとサンダルが軽やかで涼しげに見える」といった点で評価が高く、ナチュラルカラーコーデのお手本として注目されました。
【4位】Aラインのロングワンピース
「小物使いが上品で好き」「夏にぴったりのきちんと感」「エレガントだけど快適そう」などの反響を呼んだのは、Aラインのワンピースを使ったコーディネート。ロング丈が今のバランスです。
トップ部分はコンパクト、すそに向かって広がるボリュームあるフォルムは、着心地が楽なうえ、女性らしく優美な印象や華やかな存在感を放ちます。
シルエットの美しさが際立つクラシカルなワンピースには、大ぶりサングラスやパールネックレス、かっちりとしたフォルムのバッグを添えて。全体をドライなベージュ〜ブラウンでまとめつつ、胸元と足元に小物で白を差すことで、夏らしい爽やかさを演出しています。
【3位】ダークブラウンのリネンシャツ×白のくるぶし丈パンツ
4位には、辛口ビターなダークブラウンのリネンシャツと、眩しい白のパンツのコントラストを効かせた着こなしがランクイン。「服と小物の色バランスが抜群」「イタリアマダムのようなかっこいい着こなし」「かっこいいだけじゃなく、優しさも感じる」といったメッセージが寄せられました。
リネンシャツのダークトーンが顔周りの印象を引き締め、ボトムの白が全身にリッチな明るさを与えるというスタイリング方程式が新鮮!
そでをたくし上げた手首に男前な機械式時計を合わせれば、リッチ感とともに知的な印象も演出できます。さらに、デコルテにパールネックレスで白い艶を足すことで、オンスタイルにもマッチするフェミニンさが加えられるというのも、覚えておきたいテクニックです。
【2位】ベージュのノースリーブニット×茶のボリュームスカート
1960年代のグッドガール風イメージをもつAラインのボリュームスカートと、リブニットのコンパクトトップスのスタイリングは、ナチュラルなワントーン配色が今年らしさを演出。シルクシフォンの透け感とティアードデザインが、今シーズンらしい鮮度を与えます。
さらに、ドライブラウンの透け感シルクスカートに合わせて、小物を天然のマテリアルを用いたプリミティブなテイストでまとめると完成度がアップ!
「ボリュームスカートを着てみたくなった」「シックな色合いだから、ほどよく落ち着いて見える」「小物使いがとにかくおしゃれ!」などのメッセージが多数寄せられ、2位にランクインしました。
【1位】アクアブルートーンのニット&スティックパンツ×トングサンダル
見事1位を獲得したのは、「清涼感のあるカラーリングが印象的!」という声が圧倒的だった、こちらのコーディネート。さらに「すっきりとしたコーディネートだから、カラフルだけど知的に見える」「夏に理想的な上品カジュアル」といった点をお気に入りの理由にあげる読者も。
全体をアクアブルーのワントーンで統一した爽やかなスタイリングは、トレンドのスティックパンツとかごバッグ、トングサンダルで描く黄金トライアングルがカギ。Precious読者に人気が高い「クリーン・知的・品格」のスタイリング3原則を表した三位一体コーディネートです。
くすみニュアンスを含んだトーンが絶妙なスティックパンツに、首の詰まったハイネックニットもブルー系でなじませて、清涼感を重ねます。ワントーンで強調されたIラインシルエットが涼やかに細見えを実現するという、スタイルアップテクニックも必見です!
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以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2020年7月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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