スタイリスト・犬走比佐乃さんの「ネイビー名品」5選
気品あふれるコーディネートが読者に大人気のスタイリスト、犬走比佐乃さんの「ネイビーの名品」をご紹介します。
■1:個性と遊び心を添えるスパイスは、今や圧巻のラインナップ!「エルメス」のスカーフ
気品あふれる伝統柄、カジュアルなバンダナ柄、差し色になるバイカラー、涼やかなシアー素材…。
「スカーフは、ネイビーを表情豊かに楽しむために個性を見極めて買い足しています」。首元にきゅっと結んだり、さらりと巻いて動きを出したり、さまざまなアレンジをかなえるサイズバリエーションを整えているのも犬走さんらしい。
「自分のなかの軸のようなもの。ネイビー名品が、それを象徴しています」
■2:長くつきあう名品こそマイ・カラーにこだわって「バーバリー」のトレンチ
気品や知性、凛とした佇いで愛されるトレンチコート。その選びにも、犬走さんらしい思いが…。
「トレンチの奥深い魅力を穏やかに表現してくれるのが、ネイビー。この色を選ぶことで、私らしいベーシック名品として手放せない存在になるのです」
■3:ノーブルなネイビースタイルに必須!「ミキモト」のパール
首元に沿う39cmをはじめ、60cm、ベビーパールなどのネックレスは、定期的に糸替えするなど細やかにケアしながら愛用。
「流行に左右されない一方で、さりげなく旬のラグジュアリー感を表現できるのも魅力。今ならベビーパールが断然、気分です」
■4:ネイビーボトムに映えるカーキをセレクト「J.M.ウエストン」のオーダーローファー
カーキのローファーは、ネイビースタイルに深みを演出するだけでなく、「私だけのもの…」という贅沢さも格別。
「来日中のデザイナー、ミッシェル・ペリー氏がシューキーパーにサインしてくれて。幸福な出合いが心を満たす、それもまた、名品を手に入れる醍醐味でしょう」
■5:質感の違いが着こなしに変化をもたらす「ロエベ」の『アマソナ』と、「デルヴォー」のパテントトート
愛用のデイリーバッグは、品格も機能性も備えた名品ぞろい。最愛・ネイビーを基軸にしつつ、質感にこだわるのが犬走さんのセレクト視点。
「同じネイビーでも印象が異なるから、コーディネートに変化がついて。楽しみながら長く愛用できるのです」
「主役アイテムも小物も、自分らしいネイビースタイルをイメージして選びます」
おしゃれの経験を重ねてたどり着いたマイ・ベーシックの結論、犬走比佐乃さんの「ネイビー名品」
正統派スタイルからモードまで…さまざまなおしゃれを経験したうえで、「揺るぎない存在感で長く愛せるベーシックが、私らしくて心地よいスタイルに」と犬走さん。上質素材や端正なデザインだけでなく、ネイビーという色へのこだわりも犬走さんスタイルを語るうえで外せないポイントです。
「凛としつつも穏やかなネイビー名品が、理想の女性像へと導いてくれる気がします。その信頼感があればこそ、飽きることなく大切に愛用できるのです」。そうした信念ともいえる美意識が貫かれた名品ラインナップは、主役アイテムから小物まで、もちろん、ネイビーが基軸。
着こなしに奥行きやニュアンスを演出するために、ネイビーアイテム自体のバリエーションを求めるだけでなく、ネイビーに合わせるアイテムも「名品」の視点で選び抜いているのがさすがです。「ネイビーはマイカラー。心満たす名品で自分らしく極めたい…そう思っています」
- PHOTO :
- 佐藤 彩
- EDIT&WRITING :
- 岡本治子、遠藤智子(Precious)