2020年Precious8月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』8月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、夏らしい涼感のある装いが人気の一方、落ち着きのある色合いが初秋にもマッチしそうな着こなしに注目した人も多数見受けられました。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【9位】ステッチ入りプルオーバーシャツ×グレーパンツ
「上品で清潔感がある」「コンサバすぎないけど知的な印象でビジネスシーンによさそう」と、キャリア女性からの支持が高かったのが、こちらのコーディネート。
すそに前後差のあるシャツをフロントインですっきりと着こなしたパンツスタイルは、白×グレーの涼感配色にもインテリジェントなムードが漂います。
また、一見ミニマルなデザインのシャツは、至高のコットンと呼ばれる、希少性の高いエジプト超長綿「フィンクス」で織った生地で贅沢に仕立てた一着。ポケットなど全体的に施された黒ステッチがシックなアクセントになっている点も、おしゃれなコーデに仕上がるポイントです。
【9位】ストライプのワンピース
大政絢さんが着こなしたストライプワンピースの装いには、「爽やかな色合わせが素敵」「みずみずしく、涼しさも感じられてきれい」「ピアスの色を効かせたコーデを参考にしたい」といった声が寄せられました。
カッティングに遊び心のあるストライプのワンピースに、翡翠のイヤリングが映えるスタイリング。翡翠独特の心落ち着かせる色合いを生かしたコーディネートに魅力を感じた人が多かったようです。
【5位】パウダーピンクのフーデッドコート×デニムパンツ
おしゃれな人は早くも冬のコートをチェックしていることが、こちらのコーデのランクインからもわかります。
スモーキーなパウダーピンクが、大人の休日を優しく、穏やかに彩る中綿入りのフーデッドコートとデニムの着こなしには、「とにかくかわいい!」「ジェーン・バーキンみたいにこなれたスタイル」「リッチだけど抜け感があって普段から着られそう」という反響が。
ドロップショルダーから続く短めのスリーブやたっぷりとした身幅が、丸みを帯びた可憐なシルエットを演出するこちらのコート。毛足の長いアルパカ混素材のシェイブカット加工で描かれる、ボーダーも印象的です。
【5位】モカブラウンのブラウス×ペールブルーのテーパードスラックス
秋を感じさせるモカブラウンのブラウスとペールブルーのスラックスの組み合わせは、「意外性のある色合わせが素敵」「脚が長く見えそう」「甘すぎず上品」など、パンツ派からも高評価!
パンツにこだわりのあるブランド「ロエフ」が理想を追求したテーパードシルエットのスラックスは、独自に制作した適度な起毛感がありながらもきれいめな印象を与える高密度ウールポプリン生地を使用。ドレッシーでマスキュリンな佇いに導く一枚です。
トープのようなくすみニュアンスを帯びたペールブルーも試行錯誤の末にたどり着いた色味で、実はあらゆる色と相性のいいトーン。着回しやすくておしゃれなカラーのボトムがあると、コーデの幅が広がりますよね!
【5位】キャメルカラーのワンピース
「華やかさと落ち着きのバランスがいい」「知的なエレガンスを感じさせる」という回答が印象的だったのは、大人の女性が信頼を寄せるブランド「エブール」のワンピース。
太めウエスト切り替えが腰位置を高く見せ、タック&ギャザーで優雅に着映える一枚は、ドライタッチの風合いでさらりとした着心地も魅力です。ドレープが描く優雅な陰影とボリューム感が醸し出すドラマティックムードが、読者の心を射止めました。
また、肌の血色感をアップする秀逸カラーでもある赤みのあるキャメルに「ほかにはない色合い」と着目したコメントも寄せられています。
【5位】サファリ風シャツ×デニムパンツ
大政絢さんが表紙で披露したデニムスタイルは、 自然体のムードが共感を集めたコーディネートです。
こちらの着こなしには、「シンプルだけれどさりげないおしゃれを感じる」「ジュエリーの合わせ方が参考になる」「真似したくなるデニムスタイル」といった意見が。
サファリ風シャツとデニムというカジュアルな組み合わせでありながら、スタイルアップして見える今っぽいバランスと、クラス感を演出するテクニックが注目されました。
【4位】トルマリンブルーのシルクブラウス×シルクシフォンのプリントスカート
4位にも、レトロな日本家屋で涼む大政さんの着こなしがランクイン! 「品のいい女性らしさに満ちている」「プリントスカートスタイルのお手本にしたい」「シンプルな着こなしだけどおしゃれ」といったメッセージが集まりました。
涼しげな藍色を効かせたブルートーンのコーディネートは、暑さが残る今の時期にもぴったり。しなやかなシルク素材が、洗練された今どきの軽やかさを漂わせてるのもポイントです。
【3位】ナチュラルホワイトのスリーブレスワンピ
「爽やかで清潔感がある」「すっきりとしたコーデなのでいろいろなシーンで使えそう」「清楚かつシックな印象」などの反響を呼んだのは、ナチュラルホワイトのワンピースを使ったスタイル。
黒の細ベルトであしらったウエストマークや、ゴールドのジュエリーとサンダルで添えた華やかさなど、小物使いで絶妙なメリハリが生まれています。
こちらのワンピースは、適度な光沢と自然なハリを備えた、インポートのリネン混ツイル生地をたっぷりと使用。前後差をつけたレングスが歩いたときに大胆な動きを見せ、すそのラインが美しく映えるという点も「着てみたい!」と感じていただけたようです。
【2位】コットンシルクのシアーワンピース
初秋にもシックに映えそうなグレイッシュなカーキトーンのワンピースは、縦糸には高級メゾン御用達のシルクを、横糸にはエジプト超長綿を用いて織られた繊細なオーガンジー生地によるラグジュアリーな存在感。
首の詰まった旬のバンドカラーでも、シアー素材なので暑苦しく見えず、涼やかさを演出。気分に合わせ、ベルトの結び方もアレンジできるという優秀アイテムです。
こちらのコーデは、「透け感がある素材を上品に着こなす理想形」「シックな色だけどかわいさもある」「ほんのりとした光沢感が素敵」「自分らしくアレンジしやすそう」と大好評。トレンドを無理なく取り入れらる着こなしではないでしょうか?
【1位】サンドベージュのシャツ×ブラウンのロングスカート
見事1位に輝いたのは、くったりとソフトな質感がこなれた印象を授けるリネンシャツの自然な艶と、細身ロングスカートのサテンの艶で魅せるブラウントーンの装いです。
「落ち着いた色合いをおしゃれに見せている」「エレガントできちんと感がある」「大人っぽいバランス感」といったコメントが多く届いたこちらのコーデは、夏だけでなくこれからの季節にも活躍しそう。
バッグをレザー素材に変えるだけで、すっかり秋の雰囲気に変わりますよね!
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以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2020年8月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中のPrecious9月号では、「休日カジュアルの新法則」や「端境期を乗り切る黒の着こなし」、「今こそ知りたい最新ビューティ」、「大人の心に沁みる泣ける本&映画」など、ファッションや日々の暮らしをより豊かにブラッシュアップするヒント満載でお届けしております。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。