東北で南部鉄の鍋やフライパンをつくっていらっしゃった作家さんの道具。当時で80歳近くと知り、“そんなご年配の方がこんなにモダンなデザインを生み出すなんて…”と興味をもちました。美しいだけでなく、脚の裏に滑り止めのゴムが付いているなど、とても実用的。また、海外の友人へのプレゼントにもぴったりです。こういう伝統技を見て日本の文化をリスペクトしてくれると心からうれしくなります。仕事柄、ものづくりの現場を見ることも多いのですが、膨大な手間と時間をかけて製品が生み出されることを知るたび、日本の工芸を絶やしてはいけないと実感します。

小笠原陸兆の鍋敷き 六つ丸 14㎝角 ¥2,000(税抜) 
小笠原陸兆の鍋敷き 六つ丸 14㎝角 ¥2,000(税抜) 

■小笠原陸兆(おがさわらりくちょう)は、伝統技術を生かしてモダンな日用雑器をつくった日本のクラフトデザイナーの草分け。代表作のひとつでもある南部鉄器の鍋敷きは、縁起のいい古典紋をグラフィカルにアレンジして取り入れたもの。

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※この情報は2016年1月1日時点のものになります。詳細はお問い合わせください。

この記事の執筆者
東京生まれ。幼少より日本、海外と暮らす。音楽業界、アパレルを経てライフスタイルのコンセプトストア「プレインピープル」を立ち上げる。文化、食の発信基地としてクリエーターの個展、無農薬野菜のマルシェ、日本の伝統工芸などのポップアップストアを開催。 好きなもの:無添加食品、オーガニックコスメ、ギャラリー巡り、器、温泉、日本の伝統工芸を探す旅、加圧トレーニング、アーユルベーダ、キッチングッズ、新しい電化製品、ゴルフ、Rolling Stones(特にミック)、David Bowie、Adam Cooper、司馬遼太郎、宮尾登美子、浅田次郎、宮城谷昌光、Patricia Cornwell、Michael Crichton、Dan Brown など
クレジット :
撮影/戸田嘉昭(パイルドライバー) 文/輪湖雅江