「チェッキ デ ロッシ」というブランドをご存知だろうか?イタリアのトスカーナにてワイナリーを経営する家族を持つ、トマソ・チェッキ・デ・ロッシが立ち上げたブランドで、このブランドの特徴といえば、モールド製法と呼ばれる技法があげられる。まず水に濡らした革を、鞄の原型となる木型を用いて成形を行い、そして乾かす。この工程に時間をかけ手作業で繰り返すことにより、無縫製の美しい曲線を描く鞄が出来上がる。作り手の想いが形となったブランドの鞄だからこそ、他にはない存在感のある輝きを放つのだ。
ステッチのない曲線美が芸術的!「チェッキ デ ロッシ」のレザーバッグ
コンパクトながら、その存在感は唯一無二!
トスカーナの伝統的技法であるベジタブルタンニン鞣しを施したバッファローのバケッタレザーに、一族が生産するワインを使った染色方法であるペレヴィーノトリートメントで染め上げることにより、自然な風合いとムラ感が楽しめトートバッグ。モールド製法による一体成型で作られたバッグは、ステッチのないカーブが美しい。オープン型のトートバッグの中には、ジップ式のコンパートメントをひとつ備え、貴重品などが収納できるように実用性も兼ね備えている。
上記と同素材、同染色によって作られたダブルジップを採用したハンドバッグ。3層のコンパートメントを持ち、荷物の量に応じて鞄下部のマチ幅が広がるように設計されている。内側にはライニングは施さずに革本来の質感を味わうことができるバッグだ。
クラフツマンシップを尊重しつつも独自性を貫くブランドが示すレザー製品は、玄人好みかもしれないが、手に入れる価値はある。
※価格はすべて税抜きです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊