この秋、最も気になるのは、トレンドカラーへとランクインした「鮮烈の赤」です。「奇抜すぎる!」と、一般的には避けられがちな強い色でもありますが、実はミラノやN.Y.のストリートをオシャレに彩るマダムたちは、「女性らしさを引き出す色」のひとつとしてデイリーのお仕事シーンにも上手に取り入れているのです。その「コツ」は「赤でワンポイントおく」など、意外にもシンプル。今回は、日常生活で役立つスタイルアップルールをお届けします。

ワンポイントで「鮮烈の赤」を取り入れる方法

■1:「アート柄」選びで一目置かれる存在へ

オフィススタイルを個性的にアップデートする「アート柄」効果
オフィススタイルを個性的にアップデートする「アート柄」効果

いつものシャツスタイルをオシャレにシフトする「コツ」は、ボトムス選びにあります。派手めなスカートをお仕事スタイルで取り入れるなら、思い切って個性的な「アート柄」を選ぶのが正解。女性らしいシルエットとジャスト膝丈のルールを守れば、大胆な色や柄を選んでも、一目置かれるエレガントなスタイルが完成します。いつもと違うスタイルに挑戦してみたい日に取り入れてみては。

■2:スニーカーでこなれるオフスタイル

巧みにドレスダウンする「コツ」はホワイトスニーカーが鍵
巧みにドレスダウンする「コツ」はホワイトスニーカーが鍵

鮮やかな配色のスタリングを得意とするキャロライン・イッサは、落ち着いた秋色の「深赤」一色のワンピースをセレクト。夜のレセプションや会食にも着映えする上品なドレスにホワイトスニーカーを合わせて、見事デイリー用に着崩しています。簡単にできる上級者の着こなしテクニックは今すぐ習得して。

■3:一点投入でスタイルアップする「上品バッグ」の存在感

コーディネートに添えることで瞬時に華やぐデルヴォーの品格
コーディネートに添えることで瞬時に華やぐデルヴォーの品格

シンプルなオールブラックスタイルを華やかに格上げるなら「主役級バッグ」選びが必須。ベルギー王室御用達ブランドとして定評のあるデルヴォーのバッグなら、持つだけで周りの対応が変わる、上品なスタイリングが完成します。デイ&ナイトで使えるバッグはワードローブにあると便利なアイテムです。

■4:「配色」で確立するオフィススタイル

仕事で印象が良くなる「赤色」の効果
仕事で印象が良くなる「赤色」の効果

シンプルなオフィススタイルをレディーにアップデートしてくれるのが、今年の「赤」の魅力です。トップスを変えるだけで顔色も明るくフレッシュに見え、相手にも好印象を与えてくれるスタイリングはクライアントとの打ち合わせにも最適。配色コーデ初心者にも始めやすいスタイルなので、今すぐ取り入れてみてください。

■5:親しみやすさを引き出す「赤バッグ」の力

モノトーン配色にプラスするだけで印象が和らぐ「赤」効果
モノトーン配色にプラスするだけで印象が和らぐ「赤」効果

できる女を演じたいデイリーのお仕事シーンでは、ついブラック1色でまとめて「強い女」の印象を与えていませんか? そんなときは意識して軽やかさのある「赤色」バッグを取り入れて、女性らしいやわらかさをまとってみてください。気取らないコーディネートを意識することで、仕事仲間からも親しみやすくなったと評価が上がるはずです!

■6:達人から学ぶ「スカーフ」で女度を上げる方法

女らしさを引き出す艶やかな「赤スカーフ」
女らしさを引き出す艶やかな「赤スカーフ」

女性をいちばん美しく魅せてくれる色は「ブラック」といわれているものの、ミラノマダムの美ルールでは、それだけでは納得いかないもよう。女性らしさを最大限に引き出すキーアイテムとして取り入れるべくは、軽やかに揺れる「スカーフ」とか。一点足すだけで人目を引く、女らしく艶めく美技は今すぐ上級者から盗んで!

■7:超達人から学ぶ「鮮烈の赤」の配置術

絶妙な「赤」のポイント配置でスタイルアップ
絶妙な「赤」のポイント配置でスタイルアップ

まさにファッション玄人のコーディネートはやはりずば抜けている! アート柄スカートと配色のバランス、どこを取っても超一流で個性的。さらにはウエストなど視覚的にアプローチしたい部分に「赤」のポイントを置くことで、脚長効果まで狙う計算高さ。「いつか真似してみたい」ファッションはとりあえず目の保養にされてください。

■8:シックな「ボルドー」でフェミニンに着映える

ジャケット力でお仕事スタイルへシフト
ジャケット力でお仕事スタイルへシフト

どんなスタイリングにも「きちんと感」を与えてくれるのが、「ジャケット」というアイテム力。なかでも今年らしくアップデートするなら、女性らしさを匂わせる「ボルドー」色を選ぶのが正解。メンズライクなデニムにTシャツというラフ&ベーシックなスタイルに、フェミニンなエッセンスをプラスして、仕事でも使える大人コーデを意識して。

■9:大人の「かわいい」を確立するワンピース

好印象を与える、やわらかいシフォン素材選び
好印象を与える、やわらかいシフォン素材選び

女性のやわらかさを追求するなら、動くと軽やかに揺れるシフォン素材の「ワンピース」がヒット。フォークロア調のプリントや刺繍が施されている、それ一枚で華やかさを感じさせてくれるアイテムはデイリーのお仕事シーンからオフの女子会まで、オールシーン網羅してくれる優れもの。ワードローブにストックしておくと意外と助かるアイテム筆頭です。

■10:大人の女子会にはモードを加速させて

「辛口小物」で女性に支持される個性派スタイルへ
「辛口小物」で女性に支持される個性派スタイルへ

オシャレな女子が集うパーティには、モード感が加速するスタイリッシュな装いで参加したいもの。「媚びない」女らしさが際立つ配色や適度な肌見せで、同性から支持され、「憧れられる」女性のポジションを獲得。スタイリングにメリハリのつく「辛口小物」の取り入れ方は、ハイセンスなストリートマダムをお手本にしてみては。

「鮮烈の赤」で着映える「コツ」は習得できましたか? まずはバックや靴など小物で取り入れる、普段のトップスを「深赤」など大人でも挑戦しやすい色調に差し替えるなど、ワンポイント変えるだけで印象がガラリと変わるスタイリング術に挑戦して、女性らしく着映える変化を実感してください。

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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
石原あや乃