スキンケアを始めたころから、なかなかアップデートされないのがお手入れ法。しっかりスキンケアをしているのに、なかなか肌がきれいにならない…という場合、もしかしたら「落とし穴」にハマっているかもしれません。間違ったお手入れをしていると老化を進めてしまうので、今すぐチェックを!
今回は、「クレンジング」の落とし穴をご紹介します。
お話をうかがったのは…
■落とし穴1:お風呂で温まりながら、クレンジングするとよく落ちる
【正解は…】せっかくのクレンジング力が、落ちてしまう可能性が!(ポーラ 山川さん)
「お風呂というと、スチーマーと同様に毛穴を開いて奥の汚れまで落とせるというメリットを感じられているのかもしれません。ですが、クレンジングの中には水分に弱い成分があり、お風呂の中で使うとクレンジング力が落ちてしまうことがあります。
そのため、お風呂での使用は、残念ながらおすすめできません。お風呂で温まりながらではなく、冬などはクレンジング剤を手のひらで温めてからなじませるほうが効果的でおすすめですよ」(山川さん)
■落とし穴2:クレンジングついでに、マッサージで一石二鳥
【正解は…】かえって乾燥などの肌ダメージが起こります(ポーラ 山川さん)
「落とすケアと与えるケアは別物と考えるのがスキンケアのセオリーです。なので、クレンジングとマッサージを同時に行うことは本当におすすめできません。
なぜなら、マッサージを同時に行ってしまうと、こすりすぎなどの刺激を与えてしまううえ、肌の中の潤い成分など、必要なものまで落としてしまうため、かえって肌を乾燥させ、ダメージに。
マッサージはエイジングケアとして、とても有効なので、クレンジング後のきれいな肌で行って」(山川さん)
■落とし穴3:クレンジングオイルは、肌に負担だから使わない
【正解は…】オイルタイプは摩擦が少なく、実は肌に優しいんです(友利先生)
「クレンジングオイルは肌に負担だと思われている方が多いのですが、実はそんなことないんです。肌にとって摩擦刺激がいちばんよくないのですが、オイルは滑りがよく、摩擦が起きにくいという特徴があります。
メイクを取り去るという意味では、オイルでもミルクでもクリームでも一緒です。しかも、メイク汚れは油性のものがほとんどなので、フルメイクをされる方にとっては、オイルタイプだとスピーディに汚れが落ち、よいと思います」(友利先生)
■落とし穴4:ノーメイクの日は、クレンジングの必要なし
【正解は…】下地やUVカット剤を塗っていたら、クレンジングは必須(ポーラ 山川さん)
「ご自身の皮脂のみならば、洗顔料だけで十分に落ちますが、下地やUVカット剤、朝用クリームなどを塗っている場合は、ノーメイクであってもクレンジングが必須となります。
目安としては、お使いのアイテムにSPFやPA値が表示されているかどうか。これらの値がある場合はクレンジングが必須と覚えておいて」(山川さん)
部屋にいても窓を通過する紫外線の影響もあり、ノーメイクといえどUVカット効果のあるアイテムを使う人が多いのでご注意を。
いかがでしたでしょうか? 次回は、「化粧水」の落とし穴をご紹介します。お楽しみに!
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