スキンケアを始めたころから、なかなかアップデートされないのがお手入れ法。しっかりスキンケアをしているのに、なかなか肌がきれいにならない…という場合、もしかしたら「落とし穴」にハマっているかもしれません。間違ったお手入れをしていると老化を進めてしまうので、今すぐチェックを!
今回は、「化粧水」の落とし穴をご紹介します。
お話をうかがったのは…
■落とし穴1:化粧水は100回パッティングで、浸透力アップ
【正解は…】パッティングの刺激で炎症が起こったり、くすんだりして逆効果(ポーラ 山川さん)
「肌の奥へ浸透させたい一心だと思いますが、パッティングをしたからといって浸透力がアップすることはありません。逆に、肌をたたくことでの強い刺激や、コットンによる摩擦によって、炎症が起こりやすくなってしまいます。
そのうえ、刺激によってメラノサイトが活性化され、シミが濃くなったり、くすんできてしまうこともありえます。浸透を助けるならば、化粧水を手のひらで温めてからつけたり、ハンドプレスをすることをおすすめします」(山川さん)
■落とし穴2:化粧水はコットンより、手でつけるのが肌に優しい
【正解は…】手でつける場合、塗りムラができたりするので注意が必要(ポーラ 山川さん)
「コットンでの摩擦が心配で手でつける方がいますが、コットンも手も使い方しだいです。コットンの場合は軽く押さえるようにつけていけば負担になることはありません。
また、手の場合も優しくなじませるぶんにはよいですが、パンパンたたいたり、肌が動くくらい強く動かすと肌への負担になります。
また、手でつける際に、一度に化粧水を規定量とり、肌にのせようとするとムラづきになることが。少量ずつとり、半顔ずつていねいにのせてください」(山川さん)
■落とし穴3:化粧水はサラサラ系より、とろみ系のほうが潤う
【正解は…】保湿力はサラサラタイプも、とろみタイプも変わらないことがほとんど(友利先生)
「とろみ系の化粧水は、保湿成分であるヒアルロン酸やポリマー系などの成分を用いてトロッとした質感を出しています。ヒアルロン酸であっても、分子量が大きければ肌内にはなかなか浸透していきませんし、肌の上に膜をつくるものもあります。
そのため、とろみ系の化粧水だからといってより潤うとは限らないのです。昨今では、感触の違いはあっても保湿力は変わらないようになってきています」(友利先生)
いかがでしたでしょうか? 次回は、「シートマスク」の落とし穴をご紹介します。お楽しみに!
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