スキンケアを始めたころから、なかなかアップデートされないのがお手入れ法。しっかりスキンケアをしているのに、なかなか肌がきれいにならない…という場合、もしかしたら「落とし穴」にハマっているかもしれません。間違ったお手入れをしていると老化を進めてしまうので、今すぐチェックを!

今回は、「クリーム」の落とし穴をご紹介します。

お話をうかがったのは…

瀬戸山 三佳さん
資生堂 グローバルイノベーションセンター 化粧情報イノベーションセンター 商品解析グループ所属
(せとやま みか)消費者の美容行動を分析し、意識や嗜好などを研究。得られた知見などを生かして、スキンケアの美容法の開発や使用性の設計などを担当している。

■落とし穴:クリームを使っていたら、乳液はいらない

スキンケア_1,乳液_1
上/朝用乳液。心地よい軽やかな感触ながら、朝の肌に必要な潤いを補給でき、日中の肌は乾き知らず。クレ・ド・ポー ボーテ エマルションプロテクトゥリス n SPF25・PA+++ 125ml ¥12,000(医薬部外品)、下/濃密なコクのある感触の乳液。けれど、スルスルと解けるように肌に浸透し、やわらかく艶やかでモチッとした肌に。ポーラ B.A ミルク80ml ¥20,000(2020年10月2日発売)  

【正解は…】乳液とクリームの役割は違うので、両方使うのがベスト(資生堂 瀬戸山さん)

「そもそも乳液は、化粧水とセットで使うことで角層の働きや状態を健やかに保つという役割を果たしています。乳液の役割は、化粧水で与えた水分を逃さず、バリア機能を高め、保湿力を持続させることです。

一方のクリームの役割は、肌内部全体の働きを総合的に高めるものなので、保湿と活力を与える効果に優れ、エイジングケアなどに欠かせない重要なアイテムです。

それぞれに役割が異なるので、両方使うとより美肌力が高まります」(瀨戸山さん)


いかがでしたでしょうか? 次回は、「洗顔」の落とし穴をご紹介します。お楽しみに!

※掲載した商品はすべて税抜です。

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PHOTO :
宗髙聡子
EDIT&WRITING :
長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)