スキンケアを始めたころから、なかなかアップデートされないのがお手入れ法。しっかりスキンケアをしているのに、なかなか肌がきれいにならない…という場合、もしかしたら「落とし穴」にハマっているかもしれません。間違ったお手入れをしていると老化を進めてしまうので、今すぐチェックを!

今回は、「洗顔」の落とし穴をご紹介します。

お話をうかがったのは…

友利 新先生
内科、皮膚科医
(ともり あらた)医師という立場から美容と健康を医療として追究し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌やTV、YouTubeで展開中。スキンケアの著書もあり。

■落とし穴1:朝の洗顔は、ぬるま湯のみ

スキンケア_1,洗顔料_1
左/糸引く濃密なとろみ泡が特徴。洗顔後も潤いが続き、つっぱらない。カネボウインターナショナルDiv. カネボウ コンフォートストレッチィ ウォッシュ 130g ¥5,000、右/美容液成分を50%も配合した美容液洗顔料。まるで潤いを与えたかのようなしっとりとした洗い上がりがかなう人気の一本。エスト エッセンスウォッシュ 150ml ¥3,000

【正解は…】寝ている間の皮脂やスキンケアの油分は、ぬるま湯だけでは落ちません(友利先生)

「年齢とともに皮脂の分泌量は減ってくるものですが、それでも寝ている間に皮脂は少なからず分泌されているもの。

さらに、夜に塗ったクリームなどの油分が、時間の経過とともに酸化した状態で朝の肌の上には残っています。これらの油分はぬるま湯だけでは落ちません。そのため、朝は洗顔料を使って洗うことが必要に」(友利先生)

乾燥が気になる場合は、保湿成分が配合された洗顔料を使うのも一案です。

■落とし穴2:洗顔は、面積の広い頬から洗う

【正解は…】皮脂の多いTゾーンから洗うのが正解!(友利先生)

CMの影響からか、頬から洗うのがクセになっているという方が多いよう。

「洗顔は、皮脂分泌の多いTゾーンから洗うのが鉄則です。なぜなら、脂分を落とすのがいちばん大変なので、ほかの部位が洗い終わるまで泡をのせておいても肌への負担が少なくてすみます。

皮脂腺のほとんどない頬は乾燥しやすいので、なるべくササッと洗いたいもの。泡のクッションの上から優しく洗って、こすらないようにだけ注意してください」(友利先生)


いかがでしたでしょうか? 次回は、「ゴマージュ&UVカット」の落とし穴をご紹介します。お楽しみに!

※掲載した商品はすべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
宗髙聡子
EDIT&WRITING :
長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)