ラ ・プレリーとバイエラー財団による、ピエト・モンドリアン保存修復プロジェクトが始動
ラグジュアリースキンケアを牽引するラ・プレリーは、「スイス」「サイエンス」「アートと文化」という3つの分野にフォーカスした社会的取り組みを続けています。
2017年には、世界最大級の現代アートフェア「アート・バーゼル」とパートナシップを結び、昨年は「アート・バーゼル2019」に建築家とのコラボレーション作品を出展するなど注目を集めました。
そんなラ ・プレリーは今回、世界有数の美術館であるバイエラー財団との2年間のアート支援契約を発表。バイエラー財団が所蔵する、20世紀の巨匠「ピエト・モンドリアン」の4作品の保存修復支援を始動させました。
「バイエラー財団」とは?
1997年にアートコレクターでありギャラリーのオーナーでもあるエルンスト・バイエラーと、彼の妻ヒルディ・バイエラーによって設立された世界有数の美術館です。
後期印象派からクラシカルモダン、コンテンポラリーアートまで400点以上ものコレクションが所蔵されています。
開館以来、世界中から累計750万人以上もの来館者が訪れ、現在スイスで最も多い来館者数を誇ります。
ラ ・プレリーCMO グレッグ・プロドロミデス氏の想い
ラ・プレリーCMOのグレッグ・プロドロミデス氏は、今回の取り組みについて次のように述べています。
「スイスの企業として、スイスで最も優れた文化施設の一つを支援できることをこの上なく誇りに思っています。バイエラー財団と私たちラ・プレリーには、スイスのアートを世界に広めるという共通の価値観と目的があります。過ぎていく時間の中で象徴的作品を保存修復していくプロジェクトを支援することは、このコラボレーションにいっそう高次元の意義をもたらすでしょう」
ラ ・プレリーの今プロジェクトへの取り組みには、本質的なアートとのつながりを表現するだけでなく、ラグジュアリーブランドとしてより高い次元へと進化を続けるブランドとしての想いが込められています。
保存修復が始動する、ピエト・モンドリアン最高傑作4作品
バイエラー財団には、貴重な初期の作品から晩年の最高傑作に至るまで、多数のピエト・モンドリアンの絵画コレクションが所蔵されています。
今回保存修復プロジェクトの対象となる作品は、「Tableau No1」「Composition with Yellow and Blue」「Composition with Double Line and Blue」「Lozenge Composition with Eight Lines and Red」の4作品。
1921年から1938年の間に制作され、モンドリアンならではの独特な作風と鋭い知覚に基づく、緻密で洗練された構図が完璧に表現された最高傑作たちです。
大規模なモンドリアン展が今後計画されるなど、今回の保存修復プロジェクトは、モンドリアンのアート作品を未来へつなげる大きな架け橋となっています。
アートに秘められた物語に迫る。デジタルコンテンツにも注目!
ラ ・プレリーは、アートに秘められた物語に迫るデジタルコンテンツも制作。
一連のエピソードの中では、通常見ることのできない熟練の技を要するプロセスが公開されるなど、プロジェクトのさまざまな局面を目にすることができる貴重なコンテンツとなっています。
バイエラー財団とのアート支援契約を発表した、ラ ・プレリーの取り組みについてご紹介しました。企業としての社会的責任の一環として、未来に向けたアートと文化に貢献を続けるラ ・プレリーに、今後も注目です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子