「濁酒」って「だくしゅ」以外になんと読む?

本日はまず、いきなり1問目のクイズから始めさせていただきます。

【問題1】「濁酒」って何と読む?

「濁酒」の「だくしゅ」以外の読み方をお答えください。

ヒント:「米、米麹、水を原料に、発酵させただけで漉す過程を経ていない酒」という意味を持つ言葉です。

「○○○○」と読み仮名4文字です。
「○○○○」と読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 濁酒(どぶろく) です。

読めましたか?
読めましたか?

実は本日10月26日は『どぶろくの日』なのです。
 

『どぶろくの日』は、「10(ど)2(ぶ)6(ろく)」の語呂合わせと、ちょうどこの時期が「どぶろくのシーズンの始まり」であることにちなんだのだとか。

え?濁酒(どぶろく)にシーズンがあるの?…と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。濁酒は、仕込んで3週間から1か月程度で飲める状態になるため、新米で仕込んだ濁酒のシーズンは、ちょうどこの頃から、となるのです。

「米や麹を漉さない」のが特徴の濁酒は、発酵が進みやすく、変質しやすい特徴があります。最初の頃は甘めでどろっとしている、発酵が進むと滑らかにまろやかになる…などの変質を楽しみながら、一般的には、仕込んでから1カ月程度の短期間で飲み切るのが良いと言われています。「シーズン」のくくりのある、フレッシュな状態を楽しむお酒なのですね。

「どぶろく」と、濁音が多い響きだと、なんとなく強烈なイメージを持ってしまいますが、原料と製法を考えるだけでも、適量なら体に優しそうですし、美味しそうですね?

そうそう、「漉さない日本酒」=「濁酒」に対して「漉した日本酒」はどう呼ぶと思いますか?

…「清酒」です。なるほど!

今年はぜひ「どぶろく」を楽しんでみてはいかがでしょう?

…さて、2問目です。

【問題2】「濁声」ってなんと読む?

濁声」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「濁った、耳障りな声」などの意味を持つ言葉です。

<使用例>

「サイレント映画の人気女優には濁声の美女もいたから、トーキーの時代になった時、イメージに合った、ゴーストの専属声優を探す…なんて事もあったらしいわ。」

「○○○○」と読み仮名4文字です。
「○○○○」と読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 濁声(だみごえ) です。

あんまりな表現、という気が…。

なんと、「だみごえ」という言葉に漢字表記があるのです。「濁」という字をリサーチ中に驚いてしまったので、クイズにしてみました(笑)。

本日は、『どぶろくの日』にちなんで、日本酒関連のちょっとしたトリビアと、

・濁酒(どぶろく/だくしゅ)

・濁声(だみごえ)

という難読熟語をおさらいしました。

 

この記事の執筆者
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小出真朱