雑誌『Precious』キャリアのおしゃれエッセンシャル・アイテム3選|フリーアナウンサー 徳永有美さんの場合
昨今、「自分にとって本当に価値あるものを考える機会が増え、ワードローブが厳選された」という声が聞かれるようになりました。そんな譲れないアイテムを、働く『Precious』読者に大調査。「必要」「大切」「好き」の視点から選んでいただきました!
今回は、テレビ朝日『報道ステーション』でご活躍中のフリーアナウンサー 徳永有美さんに伺いました。
「大人の女らしさをさりげなく託せるものが、今の私のスタンダードです 」
『報道ステーション』のメインキャスターを務める徳永有美さん。本番中の手元を引き締めているのが、クールなたたずまいが魅力のカルティエの『タンク アメリカン』です。
「若いころはメンズライクな時計が大好きだったのですが、最近はこれがしっくり。足元も、以前はフラットシューズ一辺倒でしたが、今は高いヒールで演出をする自分が好き。でも背伸びにならない、ちょうどいいバランスのセルジオロッシのパンプスを愛用しています」
しばらくアナウンサー業から離れていましたが、「また伝えたい」と4年前に再開。リセットを経て前を進む決断をした今、大人の女性らしいファッションにも迷いはありません。
■1必要:カルティエの『タンク アメリカン』
猛スピードで時間が過ぎるニュース番組の手元に欠かせない
「ニュース番組の現場は、打ち合わせから目まぐるしくて、壁の時計を探す時間もないほど。手元でパッと見られる腕時計が必須です。もともと、仕事を再開したときに子育てとの両立を助けてくれている母へ贈ったものなのですが、あいにく母の老眼が進んでしまい...、今は許可を得て私が着用。
見るたびに初心や母への感謝を思い出すアイテムです。シャープなデザインは報道の場になじみ、装いの引き締め役にもなっています」(徳永さん)
■2大切:加賀友禅の着物と帯
着物好きだった祖母を思い出しいつしか自分も着るように
「加賀友禅の地、金沢市出身で、祖母が着物好きだったためか、20代の終わりくらいから、結婚式や披露宴、外食時などさまざまな場面で、改めて着物を着たいと思うようになりました。
祖母から譲られたシャンパンゴールドの帯に合わせ、桜色と藤色の着物を購入。落ち着いた優しい色合いが、大人になった自分に合うように感じ、選びました。とても気に入っていて、ここ数年増えた子供の行事や入学式などの場でも活躍中です」(徳永さん)
【実際はこう使っています!】
「故郷や着物への愛情を、自分なりに表現したくて...、桜色の着物にシャンパンゴールドの帯を締めた写真を、自身のホームページにアップしています。ほかにいろいろ見ても、絶妙な色合いが好きで結局この帯に戻る、まさに私のエッセンシャル・アイテム」(徳永さん)
■3好き:セルジオロッシのパンプス
高いヒールでも歩ける・走れる10年来、履き心地を信頼
「最初に履いたときに、足にぴったりとフィットし、どれだけ歩いても疲れないことに感激。以来、少しずつ買いそろえてきて、今では手持ちの10足前後がセルジオロッシです。
以前、番組の企画で六本木ヒルズのけやき坂を全速力で走るというオーダーがあったときも、『ロッシ』の6cmヒールパンプスで走破。履きやすいから、仕事にも気合いが入りますし、踏ん張れる。本当に信頼を寄せている大好きなアイテムです」(徳永さん)
※私物アイテムに関して、各ブランドへの問い合わせはご遠慮ください。
※掲載した商品は、すべて税抜です。
- PHOTO :
- 篠原宏明(人物)、小池紀行・池田 敦(静物/パイルドライバー)
- STYLIST :
- 越水史子
- HAIR MAKE :
- 荻山夏海(KAUNALOA)
- EDIT&WRITING :
- 長瀬裕起子、小林桐子(Precious)