冬はコートやジャケットなど、大人らしく見えるアイテムを着る機会が多いからこそ、合わせる靴は慎重でありたい。軽快すぎるスニーカーでは洗練さに欠けてしまうからこそ、足元にはドレスライクな白靴を合わせるのがおすすめ。コートやジャケットとのバランスが取れるし、何よりアウター自体を引き立てることができるからだ。
冬の足元を美しく華やかに見せる白靴4選!
質感の異なるホワイトがエレガント!
起毛感のあるホワイトバックスと白レザーの編み紐による、ホワイトの異素材コンビが美しいリボンタッセルローファー。小ぶりなヒールカップや低く抑えた甲など日本人に合わせた設計により、脱げにくくホールド感のある履き心地が味わえる。職人がひとつひとつ目を光らせ、丁寧に縫い上げたモカステッチも見所だ。
白×黒のコントラストがモダン!
王道のシグニチャーローファーに比べ、ややシャープなシルエットで華奢な印象のあるル・モック。柔らかいグレインレザーとしなやかで返りのよいラバーソールは、足元に心地よい軽快さを生んでくれる。ホワイトとブラックのコントラストが、華奢でありながらも足元に程よい存在感を与えてくれる。
玄人好み!?そのディテールに注目!
スエードのように見える素材は、通気性に優れ、軽くて丈夫な特性を持つバックスキン(雄鹿革)を使用したもの。フォーマル感のある内羽根式ながらも、シャープなトゥやバックスキンを用いることで、オリエンタルらしい遊び心を取り入れた靴は、他ではなかなか見ることのできない唯一無二の一足である。
王道靴も色が変われば雰囲気が一新される!
パラブーツの中でも有名なチロリアンシューズ「ミカエル」の原型とも呼ばれるのが、こちらのモジーン。フレンチカジュアル靴らしいボリュームのある存在感に、同ブランドが誇るノルヴェイジャン製法の靴でも、色が白に変わるだけでなんともエレガント印象に。コーディネートを選ばない汎用性の高さも魅力的だ。
白靴はブラウンのコーデュロイパンツと合わせて、リッチな冬感を演出!
白靴自体はそこそこ主張するアイテムゆえ、どの色やどんな素材感を合わせるかが肝となる。そこで組み合わせたいのが、ブラウンのコーデュロイパンツ。起毛感のある素材と光沢感は鮮やかな白と程よく交わることで、冬らしさと適度な軽快感を。さらにパンツとトーンを揃えたベージュのジャケットを合わせれば、上品さ漂うコーデの完成だ。なるべく色彩をコンパクトにまとめることで、白靴が生きてくるので、多色は使わないように気をつけたい。
白靴はなんとなくキザっぽい印象が先行してしまうが、ここで紹介した4足であれば、それとは無縁である。まずは白スニーカー感覚で履いてほしい。
※価格はすべて税抜きです。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊