冬はコートやジャケットなど、大人らしく見えるアイテムを着る機会が多いからこそ、合わせる靴は慎重でありたい。軽快すぎるスニーカーでは洗練さに欠けてしまうからこそ、足元にはドレスライクな白靴を合わせるのがおすすめ。コートやジャケットとのバランスが取れるし、何よりアウター自体を引き立てることができるからだ。

冬の足元を美しく華やかに見せる白靴4選!

質感の異なるホワイトがエレガント!

靴¥93,000※オーダー価格(三陽山長 日本橋高島屋S.C.店)
靴¥93,000※オーダー価格(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)

起毛感のあるホワイトバックスと白レザーの編み紐による、ホワイトの異素材コンビが美しいリボンタッセルローファー。小ぶりなヒールカップや低く抑えた甲など日本人に合わせた設計により、脱げにくくホールド感のある履き心地が味わえる。職人がひとつひとつ目を光らせ、丁寧に縫い上げたモカステッチも見所だ。

白×黒のコントラストがモダン!

靴¥85,000(ジェイエムウエストン青山店)
靴¥85,000(ジェイエムウエストン 青山店)

王道のシグニチャーローファーに比べ、ややシャープなシルエットで華奢な印象のあるル・モック。柔らかいグレインレザーとしなやかで返りのよいラバーソールは、足元に心地よい軽快さを生んでくれる。ホワイトとブラックのコントラストが、華奢でありながらも足元に程よい存在感を与えてくれる。

玄人好み!?そのディテールに注目!

靴¥55,000(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店〈オリエンタル〉)
靴¥55,000(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店〈オリエンタル〉)

スエードのように見える素材は、通気性に優れ、軽くて丈夫な特性を持つバックスキン(雄鹿革)を使用したもの。フォーマル感のある内羽根式ながらも、シャープなトゥやバックスキンを用いることで、オリエンタルらしい遊び心を取り入れた靴は、他ではなかなか見ることのできない唯一無二の一足である。

王道靴も色が変われば雰囲気が一新される!

靴¥68,000(パラブーツ青山店)
靴¥68,000(パラブーツ青山店)

パラブーツの中でも有名なチロリアンシューズ「ミカエル」の原型とも呼ばれるのが、こちらのモジーン。フレンチカジュアル靴らしいボリュームのある存在感に、同ブランドが誇るノルヴェイジャン製法の靴でも、色が白に変わるだけでなんともエレガント印象に。コーディネートを選ばない汎用性の高さも魅力的だ。

白靴はブラウンのコーデュロイパンツと合わせて、リッチな冬感を演出!

ジャケット¥295,000(バインド ピーアール〈ルイジ ボレッリ〉)、ニット¥64,000(トレメッツォ〈フェデリ〉)、パンツ¥50,000(ピーティージャパン〈ピーティートリノ〉)、スカーフ¥6,800・チーフ¥8,800/ともにパオロ アルビザッティ

白靴自体はそこそこ主張するアイテムゆえ、どの色やどんな素材感を合わせるかが肝となる。そこで組み合わせたいのが、ブラウンのコーデュロイパンツ。起毛感のある素材と光沢感は鮮やかな白と程よく交わることで、冬らしさと適度な軽快感を。さらにパンツとトーンを揃えたベージュのジャケットを合わせれば、上品さ漂うコーデの完成だ。なるべく色彩をコンパクトにまとめることで、白靴が生きてくるので、多色は使わないように気をつけたい。

白靴はなんとなくキザっぽい印象が先行してしまうが、ここで紹介した4足であれば、それとは無縁である。まずは白スニーカー感覚で履いてほしい。

※価格はすべて税抜きです。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
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河又雅俊
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