雑誌『Precious(プレシャス)』12月号では、「今、大人に必要な"本当の贅沢"」というテーマの特集を展開していました。スタイリストとともに、「贅沢」の意味を改めて考えました。

その特集の中で、知的で洗練されたベーシックな装いの達人・スタイリスト 大西真理子さんと編集部がたどり着いたのは、たった5着の「贅沢ワードローブ」。

この記事では、その5アイテムのうちのひとつ、「カシミア一枚仕立てコート」を2つご紹介します。細部まで贅沢なものを厳選しました。

大西 真理子さん
スタイリスト
(おおにし まりこ)知的な視点が光る洗練ベーシックの達人。アイテムにひそむ格や鮮度を見極めた、洗練シンプルなスタイリングに定評が。今の価値観で捉えた名品使いが光る私服コーディネートは必見です!

「冬の第一印象をなにより麗しく演出してくれるのが、カシミア一枚仕立てのコートです」と大西さん。

繊細な光沢とリッチな風合いが際立つ淡色、時間も手間も要するダブルフェース生地、それをたっぷり使って裏地を付けずに仕上げたからこその軽やかさ。一着に込められた特別な背景を心得ているからこそ、まとう女性は別格の洗練オーラを放つのです。

■1:ロロ・ピアーナ

コート_2
¥720,000(ロロ・ピアーナ ジャパン)

深みのある艶のあるカシミア100%。ベルトで隠れる後ろウエスト部分にゴムが入っているので、さらりとはおっただけで絵になるたたずまい。肩のラインを優しく見せる自然なドロップショルダー。肩章がさりげなくスタイリッシュ。

着こなしは…流麗な動きのあるコート+ワンピースでかしこまらないエレガンスを演出。

■2:ブルネロ クチネリ

ニット_2,時計_1,小物_1,ピアス_1
¥1,569,000(ブルネロ クチネリ ジャパン)

トレンチコートをカシミアで格上げ。後ろえり裏に配した「モニーレ」(=マイクロボールチェーン)が、えりを立てたときのアクセントに。着こなしのイメージに合わせて、ステンカラーにもテーラードカラーにもアレンジできます。

着こなしは…白~ベージュ~グレーの繊細なグラデーションで、リッチな美意識を表現。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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PHOTO :
佐藤 彩(静物)
STYLIST :
大西真理子
EDIT :
岡本治子、喜多容子(Precious)