「腹の立つときゃ茶碗で酒を飲んで暫く寝りゃなおる」という都々逸があるが、これで飲んだら酔い潰れる前に気分が晴れそうだ。なんと、あのサンルイが発表した日本酒用グラスである。ご存じのとおり、400年以上の歴史を誇るフランスの超名門で、欧州最古のクリスタル工房だ。
昼と夜で違った顔を見せてくれる、サンルイの日本酒向けグラス
卓越した技術を用い、さまざまなカッティングを印象的に組み合わせた『トミー』は、仏大統領主催の昼食会でも用いられた由緒正しいコレクションだ。この『サケグラス』は、飲み口をフレア形にして日本酒の味わいを引き立てるようつくられているのも特徴である。
もちろん、当作が最高の魅力を発揮するのは酒を注いだときだ。宝石のようにきらめくグラスを光に掲げ、その中でゆらめく美酒を眺めながら味わえば、思わず恍惚とするような陶酔感を愉しめるに違いない。ちなみにこちら、欧米ではエスプレッソ用グラスとしても推奨されている。昼と夜で違った顔を見せてくれるのも面白いところだ。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2021年冬号より
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- STYLIST :
- 菊池陽之介
- WRITING :
- 小曽根広光