きちんとした印象、知的な印象、クラシカルな印象…。
大人が求める像を叶えてくれる数々のエッセンスが「チェック柄」には備わっています。その凛とした表情が、まとう人の背筋まで伸ばしてくれそうなこのアイテムを取り入れ、冬コーディネートに華を添えてみてはいかがでしょうか。
■1:レイア・スフェズは…美シルエットのチェックコートでカジュアルをクラスアップ
パリを拠点に、クリエイティブコンサルタント兼ディレクターとして活躍するレイア・スフェイズ。参考にしやすいそうな黒タートルニットとブルーデニムパンツを軸に、チェック柄コートを使って華やぎアップを叶えていました。
投入したコートは、トップスとパンツと同じ色で構成されたチェック柄で統一感を作っています。細身シルエットかつロング丈なので、Iライン効果をプラスしたり、エレガンスを際立てることに成功。
さらにクロップド丈のデニムパンツを選び裾のもたつきをなくすことで、シャープな黒ショートブーツがバランスよく覗き、縦に長いコートのシルエットを際立てています。
■2:アレクサンドラ・ラップは…チェック柄のガウチョパンツがエレガンスに直結
ドイツにてファッションブロガーとして活躍するアレクサンドラ・ラップは、黒とベージュの冬の定番配色にチェックパンツを加え、映える装いを実現していました。
ぬくもり感じるベージュのエコファーコートは、引き締め効果のある黒タートルニットとパンプスを合わせシルエットの抑揚バランスを整えています。そこにワイドラインがエレガントなチェック柄ガウチョパンツを加え、華やかさをトッピング。フルレングスではなく、ガウチョを選ぶことで素足が覗き、抜け感までクリアしていますね。
仕上げに、ベーシックカラーに映える真っ赤なルージュをプラスすれば、上品な冬コーディネートが完成です。
■3:オリヴィア・パレルモは…柄ON柄の上級テクでお洒落への探究心を満たす
社交界きってのファッショニスタ、オリヴィア・パレルモの、2020-21秋冬パリ・ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。
タートルニット、ドットシャツ、パンツを全てネイビーで統一した着こなしに、ベージュのブロックチェックジャケットを合わせ、柄ON柄の上級コーディネートを披露しました。2種類の柄を合わせるのは難しく感じますが、オリヴィアのようにダークカラーを基調とすれば、ごちゃつかずすっきりまとめることができます。
重ね着が映えるように、ヘアはすっきりまとめてコンパクトに。小物もロングブーツや小さめクラッチバッグなどスマートなものが好バランスです。
冬コーディネートのアクセントとなる、チェック柄を使った着こなしアイディアをお届けしました。クラシカルな柄なので、身にまとえばしゃんと背筋も伸びそうです。寒さで背中が丸くなってしまうこの季節こそ、そんなアイテムを上手に活用してみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香