2020年に発売されたラグジュアリーウォッチから、40~50代にふさわしい逸品をカテゴリーごとに選出する「Precious Watch Award」。今回で3年目を迎えます。今年も高い審美眼をもつ8人のプロフェッショナルが、華やかに出そろったニューモデルのすべてを吟味し最高の一本を決定しました。
最新『Precious』1月号では「Precious Watch Award」を総力特集。この記事では、その中からアイコンウォッチ賞を受賞した、カルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」をご紹介します。
【アイコンウォッチ賞】カルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」
1943年、モロッコ・マラケシュの太守のためにつくられた防水時計に起源すると伝えられている「パシャ ドゥ カルティエ」。1985年に本格的なウォッチコレクションとして発表され、1990年代にはカジュアルな「パシャC」が世界的に人気を博しました。
そして2020年、カルティエはこのアイコニックな往年の名作のリニューアルを敢行。完成度の高いかつてのデザインはほぼそのまま踏襲しながら、よりラグジュアリーに、そして現代のニーズに寄り添うディテールを備え、ブラッシュアップを果たしました。
「外見・内面もブラッシュアップを重ね、ついに完成形に到達。現物に触れれば、その高級感に驚くはずです」(本間恵子さん)
「パシャ ドゥ カルティエ」に非凡な個性を授けるねじ込み式リュウズカバーを筆頭に、アラビア数字インデックスとスクエア形のレールウェイ・ミニッツトラックなど、踏襲されたアイコニックなデザインコードの数々に名品の矜恃が漂う。
「Precious Watch Award」ウーマン・オブ・ザ・タイムを受賞した鈴木保奈美さんが着用!
「何も変えていないようでいて、ディテールの質感を向上させた、カルティエならではのアップデートはお見事! ブレスレット、ストラップを自身で簡単に交換できる『クイックスイッチ システム』は、特に女性にとってはうれしいのではないでしょうか」(関口優さん)
また、自社製自動巻きムーブメントを搭載し、100mという高い防水性も実現。時計本来の真価にもこだわったところ、実用性の高さにも賛辞が集まりました。
「40〜50代の方なら、昔買った、もうもっているという人も多いのでは? でも、そんな人にこそ新作をぜひ手に取っていただきたい。かつての回転式から固定式になったぶんスリム化したベゼルなど、モダンな進化に驚くはずです」(犬走比佐乃さん)
※掲載した商品は、税抜です。
※文中の表記は、PG=ピンクゴールドを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 浅井佳代子(人物)、戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 犬走比佐乃(人物)、関口真実(静物)
- HAIR MAKE :
- 福沢京子
- NAIL :
- 中島理恵(uka)
- MODEL :
- 鈴木保奈美
- COOPERATION :
- 安里昌悟
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、長瀬裕起子、中村絵里子(Precious)