2020年発売のラグジュアリーウォッチから、40~50代にふさわしい逸品をカテゴリーごとに選出する「Precious Watch Award」。今回で3年目を迎えます。今年も高い審美眼をもつ8人のプロフェッショナルが、華やかに出そろったニューモデルのすべてを吟味し最高の一本を決定しました。
最新『Precious』1月号では「Precious Watch Award」を総力特集。この記事では、その中から本格機械式時計賞を受賞した、ブレゲ「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」をご紹介します。
「時計の歴史を200年早めた」と謳われる稀代の天才時計師、アブラアン—ルイ・ブレゲによって、1775年に創業されたブレゲ。スイスの高度な技術とフランスの洗練が融合した唯一無二のウォッチメイキングで、時計界でも特別な存在感を誇り、人々の憧憬を集め続けています。
そんなブレゲのレディスコレクションのフラッグシップが、この「クイーン・オブ・ネイプルズ」。
これはナポレオンの妹で、ナポリ王妃となったカロリーヌのために、初代ブレゲが初めて創作した腕時計のデザインコードを踏襲したもので、特長的なエッグシェイプのオーバル形ケースによって、ひと目でそれとわかる気高いオーラを放ちます。
さまざまなバリエーションを擁するこのコレクションに、2020年、新たに加わったのが、この「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」です。
「名門ブレゲによって、女性用につくられたムーブメントが貴重。グラン・フー・エナメルのダイヤルも特別感を盛り上げる」(関口優さん)
光の角度によって読み取ることができる3時位置のシークレットサイン、ケースサイドのフルート装飾など、ブレゲ伝統のディテールが息づく。
「Precious Watch Award」ウーマン・オブ・ザ・タイムを受賞した鈴木保奈美さんが着用!
ブレゲではしばしば用いられてきた、非常に高度な技術を要するグラン・フー・エナメルを、コレクションとしては初めて採用し、さらなるエレガンスをまといました。
流麗なフォルムのケースに宿るのは、このサイズにしては長い45時間のパワーリザーブを備える、高品質の自動巻きムーブメント。
「文字盤のエナメルの透き通るなめらかな肌感は、どこまでも女性らしいのに、中身は本格的なメカというギャップにも惹かれます」(中村絵里子)
※掲載した商品は、すべて税抜です。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールドを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 浅井佳代子(人物)、戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 犬走比佐乃(人物)、関口真実(静物)
- HAIR MAKE :
- 福沢京子
- NAIL :
- 中島理恵(uka)
- MODEL :
- 鈴木保奈美
- COOPERATION :
- 安里昌悟
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、長瀬裕起子、中村絵里子(Precious)