くっきりとしたカラーよりも穏やかで落ち着いた印象のくすみカラーは、品の良さを演出してくれる上に、手持ちのベーシックカラーアイテムとの相性がとても良いです。
このシーズンにぴったりなボルドー、くすみグリーン、マスタードを着こなした3人のセレブたちを早速チェックしてみましょう。
■1:ヴィクトリア・ベッカムは…深みのあるボルドーでシックに魅せる
NYのホテルから外出しているところをキャッチされたヴィクトリア・ベッカムは、冬の街並みに馴染むシックなボルドーをエッセンスに、着こなしをブラッシュアップしていました。
ベージュとグレーのベーシックな配色に、ボルドーを加えることでメリハリを際立たせています。トップスだけだとやや無難に感じますが、バッグとブーツにもボルドーを持ってくることでスタイリッシュにまとまります。パンツの裾を多めに折り返し、ブーツを見せる範囲を広げているさりげないテクニックも、お洒落に見せるための小ワザ。
アウターを着ていても様になり、脱いでもボルドーが際立つスタイルになります。
■2:フランキー・マイルスは…淡いトーンでまとめ透明オーラを放って
ドイツのベルリンにて、モデルやクリエイターとして活躍するフランキー・マイルス。秋冬シーズンはダークカラーを選ぶことが自然と多くなりますが、こんなくすみグリーンのアウターを主役にすればマンネリ解消が叶います。
ダブルボタンがクラシカルな表情のトレンチコートは、意外性のあるくすみグリーンをセレクトして周りと差をつけています。そんなカラーを引き立てるよう、インナーにはパステルグリーンのシャツ、ボトムスとバッグはホワイトを合わせて透明感を宿していました。足元のブーツは、強い黒ではなく、穏やかなブラウンを選んでくすみグリーン×ホワイトの配色を優しく引き締めることに成功しています。
■3:ペルニーレ・タイスベックは…辛口なマスタードと濃淡グレーでこなれたスーツスタイルに
コペンハーゲン出身で、スタイリストやクリエイティブディレクターとして活動するペルニーレ・タイスベックは、こっくりとしたマスタードを使って感度の高いスーツスタイルを実現。
ビジネスシーンで役立つスーツとシャツの着こなしも、シャツをマスタードに置き換えることでたちまち垢抜けた表情に変わります。同じカラーで統一したバッグは、ビッグサイズなのでシンプルな装いにインパクトを添えることができます。
足元のブーツは、淡いグレーを選んでスーツとグラデーションに。グレーの濃淡とマスタードを使って、色の流れが良いツーカラースタイルを味わっていました。
冬シーズンのポイントとなるくすみカラーは、彩度が低いので着回し力も備えているのが魅力です。カラーアイテムを新調する際には、くすみカラーも是非検討してみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香