いつもと違ったおしゃれがしてみたいと思ったら、ベーシックカラーの着こなしをちょっと封印して、淡いカラーを取り入れてみてはいかがでしょう。
女性らしく優しく見えるだけでない、切れよくかっこいい新しいパステルカラーを楽しんでみませんか。

■1:クセニア・アドンツは…イエローはなじみのいい白と合わせればフェミニンな着映えに

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バッグは、グレージュをセレクト。これひとつで一気に落ち着きのあるリッチな雰囲気がアップします。

人気インフルエンサー、クセニア・アドンツが2020年10月、パリで見かけられたときのコーディネートです。
白のタートルトップスにアイボリーのパンツというワントーンの着こなしに、イエローのジャケットを羽織っていました。
白ワントーンでも上品で着映え効果を発揮しますが、イエローをジャケットで取り入れることでさらに女性らしい華やかさが高まっています。
イエローのトーンが卵の黄身のようなまろやかな色味なので、優しい印象も。
ネックレスとイヤリングはボリュームタイプのゴールドを投入し、イエローとの統一感が出た迫力あるアクセントに。

■2:キャロリン・ダウアは…クールなブルーを黒で引き締めてハンサムな今っぽさをアピール

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斜めがけバッグでカジュアルニュアンスをプラス。ドレッシーになりすぎず、今っぽいニュアンスが光っています。

もはやSNAPの常連となっている、ドイツ出身のインフルエンサー、キャロリン・ダウア。
ペールブルーのジャケットとミニスカートのセットアップを主役に、それ以外はすべて黒でコーディネートしていました。
ブルーは一見甘くなりがちなのに、黒のシャープかつモードな魅力を全開に、ハンサムビューティーな着こなしが実現。
黒のトップスは、レースの透け感が辛口のフェミニンさを演出し、タイツ×ロングブーツとともに、ミニスカートをモードな佇まいに見せています。
斜めがけのバッグの位置が、ブルーのスカートの上でメリハリ配色になっていることや、カジュアルなロゴ入りストラップのデザインも、切れのいい味つけに。

■3:レオニー・ハンネは…ニュアンスグレーの力を借りて、ペパーミントをシックにクラスアップ

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履き口がVカッティングになったパンプスは、抜け感が出るのでより脚長効果を発揮できます。

インスタグラムだけでなく、TikTokも40万人以上のフォロワーを誇るレオニー・ハンネは、2020年2月にキャッチされていました。
N.Y.で見かけられたこの日の装いは、グレーのジャケットとインナーに、ハイウエストのパンツに淡いペパーミントグリーンを投入。
グレーとペパーミント、合わせた2色が同じやわらかなトーンで、爽やかさが際立っています。
オーバーサイズのジャケットや、足首にベルト風のデザインがあしらわれたパンツに漂う今旬のモード感も光っていて、こなれたムードをアピール。
ペパーミントにベージュ系を合わせると、ふんわりとやや甘めに仕上がりますが、グレーだとペパーミントのクールさが引き出され、大人が理想とする配色が完成します。


パステルカラーをかっこよく新鮮に着こなした3人のSNAPをご紹介しました。
同系色をリッチになじませたり、シャープな黒を効果的に使ったり、グレーで落ち着いた印象を高めたりと、それぞれの色の持ち味に合わせて、センスのいい色合わせを実現させています。
冬に着こなすパステルカラーは美しく映えるので、ぜひ参考にして取り入れてみましょう。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀