『007』シリーズでは、これまで6人の俳優がジェームズ・ボンドを演じてきた。各々が個性を発揮しつつ、基本のスタイルは継承。時代に合わせてキャラクターをアップデートしてきたなかで、特に大きな役割を担ってきたのが、相棒たるボンドカーだ。
アストンマーティン『DBS スーパーレッジェーラ』
最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年10月1日公開予定)には、4台のアストンマーティンが登場する。第3作『007 ゴールドフィンガー』(1964年)で初登場した『DB5』をはじめ、『V8ヴァンテージ』、『ヴァルハラ』、そして写真の『DBS スーパーレッジェーラ』のクーペだ。
専用装備が満載の『DB』シリーズ
『DB1』(1948年)から続く高性能GTの最新世代『DB11』(2016年〜)は、獰猛さと品格が同居するスタイリングと、大排気量エンジンが織りなすドラマティックな走りが魅力。しかも、劇中に登場する『DBS スーパーレッジェーラ』は『DB11』を土台にしつつ、ボディパネルの大部分がエアロダイナミクス効果を高める専用設計となり、シャシー性能も強化した、まったく新しいモデル。これにより、アストンマーティンの量産車では最も優れた最高速度(340km/h)を実現している。ボンド以上のアップデートぶりだ。
底知れぬパワーを秘めた『DBS スーパーレッジェーラ』のパフォーマンスは、走行モードを切り替えることでTPOに合わせることができる。さらに、美意識に長たけたイギリス車らしく、内外装の素材や色調の選択肢も多彩。ボンドのように凜々しく、そして自分らしさも叶えられるスーパーGTは、ほかにない。
ASTON MARTIN DBS SUPERLEGGERA COUPE
ボディサイズ:全長4,712×全幅1,970×全高1,280mm
車両重量:1,870kg
エンジン:V型12気筒DOHCツインターボ
総排気量:5,204cc
最高出力:533kW(725ps)/6,500rpm
最大トルク:900Nm/5,000rpm
トランスミッション:8速AT
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年秋号より
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- PHOTO :
- アストンマーティン