【※こちらのホテルは2022年6月17日より「ギャリア・京都二条城」に名称変更されています】

世界遺産・二条城の南側に佇む、25室のみのエクスクルーシブラグジュアリーホテル「京都悠洛(ゆら)ホテル二条城別邸Mギャラリー」。宿泊する際は、京都駅に到着する新幹線の時刻を事前に伝えておけば、ホテルスタッフが京都駅で出迎えてくれ、それだけで特別な気分が盛り上がります。京都駅からは専用のハイヤーでホテルに向かいます。

地上4階建て、近隣に寄り添うように建つ「京都悠洛ホテル二条城別邸Mギャラリー」。
地上4階建て、近隣に寄り添うように建つ「京都悠洛ホテル二条城別邸Mギャラリー」。

館全体は世界的に知られる橋本夕紀夫デザインスタジオが手掛けています。侍の時代の終焉と近代日本の始まりを見守ってきた二条城の二面性がコンセプト。エントランスから続く細いアプローチを抜けると、日本庭園に面し、アートに囲まれたロビーへ。

ロビーもアートフルな空間。
ロビーもアートフルな空間。

鏡面仕上げのテーブルに映り込む庭園の姿にも癒されながら、ウェルカムティーをいただきチェックイン。館内に配された約85点のアート作品がゲストを迎えてくれるので、見て歩くのも滞在の楽しみです。

「Mギャラリー」は、フランスのパリを拠点とし、世界110か国で5000を超えるホテル・リゾートを展開する「アコー」のプレミアムホテルブランド。「世界を発見する」というストーリー性のあるブティックホテルを世界で106軒を展開しているのですが、その土地に由来する、そこにしかない〝唯一無二″の体験ができるのが大きな特徴となっています。そのため、館内の雰囲気やコンセプトもホテルによって異なるのが特徴なのです。

エレベーターホールには、京都の作家・井上絵美子さんの朱塗りのオブジェが。
エレベーターホールには、京都の作家・井上絵美子さんの朱塗りのオブジェが。

最上階は二条城を望む1室のみの離宮スイート

客室のデザインコンセプトは「風情」。日本の伝統的な色である「朱」をインテリアの一部に差し色として使っています。全25室は、デラックスルーム(24室。そのうち4室はバルコニー付き)と、1室のみのスイート「離宮スイート」という贅沢さ。

デラックスルーム。ベッドボードの上の壁面は伝統工芸「名栗加工」が施されている。
デラックスルーム。ベッドボードの上の壁面は伝統工芸「名栗加工」が施されている。

デラックスルームは、窓辺の小上がり空間の天井と壁面が鏡面仕上げとなっているので、季節や時間の経過で移りゆく外の景色が壁面に移りこみます。ソファーに身をゆだねれば、時間の経過とともに室内の印象が変わっていくのに気づくはず。朱が印象的なクッションには、キモノ作家・斉藤上太郎さんのオリジナル生地を使用しています。

最上階にあるスイート「離宮スイート」。春になったら、広いテラスで過ごすのも気持ちがいいことでしょう!

広いテラスのある「離宮スイート」。
33㎡のテラスがある「離宮スイート」。
離宮スイートはバスビューも楽しめます。
離宮スイートはバスビューも楽しめます。

低層階の客室は日本庭園、高層階は二条城の緑が望める開放感のある造りなので、滞在中はずっと癒されたまま。また、つまみ細工のキットや伝統色のパステル、和紙のハガキや筆など、ホテルにおこもりして楽しめる和のクラフトアイテムも用意されています。

つまみ細工のキットや伝統色のパステル、和紙のハガキや筆など、ホテルにおこもりして楽しめる和のクラフトアイテムも用意されています。
お部屋で和のクラフトを楽しむのもいい。

ラグジュアリー空間でコンテンポラリーフレンチを堪能

夕食は、ホテル内のレストラン「Singular 眞蔵」にてフレンチのフルコースを。

オールドバカラが迎えてくれる、漆黒&アンティークゴールドの大人の雰囲気。
オールドバカラが迎えてくれる、漆黒&アンティークゴールドの大人の雰囲気。

料理を手掛けるのはアラン・デュカスやピエール・ガニェールの元で修業を積んだ、大久保晋シェフ。自ら産地を訪ね、選び抜いた旬の食材を独創的なフランス料理のコースに仕立てます。

ディナーコースより料理の一例。
ディナーコースより料理の一例。
ディナーコースより料理の一例。
ディナーコースより料理の一例。

ディナーの前後には、レストラン併設のバーで独創的なミクソロジーカクテルを1杯楽しむというお愉しみもあります。バーやレストランはビジター利用もOKです。

問い合わせ先

「京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー」
客室料金:デラックスルーム¥60,000~、離宮スイート¥80,000~
住所/京都府京都市中京区市之町180-1
TEL:075-366-5806
 

※2021年2月7日まで休館予定
※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。

この記事の執筆者
ホテルやレストラン、酒などのジャンルで積極的に取材を重ね、幅広い媒体に執筆している。 無類の泡好きで、仕事のみならず毎晩のシャンパーニュは欠かせない。美味しいもの探求家でもある。
WRITING :
はまだふくこ