「金平」ってなんのこと?お馴染みの名前でも意外と知らないかも!
本日は、さっそく1問目の難読漢字クイズから始めましょう。
【問題1】「金平牛蒡」ってなんと読む?
「金平牛蒡」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:日本人には大変なじみ深い、お惣菜の名前です。
<使用例>
「薄味の金平牛蒡を常備菜にしていただくようにしたら、腸の調子が整ったみたい!」
…さて、正解は?
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正解は… 金平牛蒡(きんぴらごぼう) です。
牛蒡(ごぼう)とニンジンを甘辛く炒め煮にした、お馴染みのメニューですが、なぜ「金平(きんぴら)」という名がついているのか、皆さまご存知ですか?
…というところで、2問目のクイズです。
【問題2】「きんぴらごぼう」の「きんぴら」って何?
惣菜メニュー「金平牛蒡(きんぴらごぼう)」の「金平(きんぴら)」とは何でしょうか?以下の選択肢の中から選んでください。
1:神様の名
2:金塊=財宝
3:キャラクターの名
…さて、正解は?
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正解は… 3:キャラクターの名 です。
「金平(きんぴら)」とは、江戸時代初期に、人形浄瑠璃の主人公として大人気を博した豪傑キャラクター「坂田金平(さかたのきんぴら)」の名前です。
昔話『金太郎』の主人公である実在の武士・坂田金時(さかたのきんとき)の息子、という設定で創作された架空の人物像ですが、怪力で化け物を退治する豪快な武勇伝が大人気を博し、「丈夫で荒々しいもの」の代名詞的に「金平(きんぴら)」の名が使われるようになりました。
唐辛子の辛みをアクセントにした、歯ごたえの強い牛蒡(ごぼう)料理も「金平牛蒡」…というわけです。
日本各地の神社にまつられている神様「金毘羅(こんぴら)さま」とは関係ないのですが、こちらを連想してダミー選択肢の「神様」を選んでしまった方も多そうですね。
ちなみに、金毘羅さまの縁日は「毎月10日」です。
中でも、明日・1月10日は、1年の最初の縁日「初金毘羅(はつこんぴら)」と呼ばれ、賑わう場所も多いようです。お出かけになる、という方は、しっかりと感染対策をなさってくださいね。
本日は、日本人になじみ深い食べ物、かつ、今年の干支である「牛」も入った(!)
・金平牛蒡(きんぴらごぼう)
の読み方と、トリビアをご紹介しました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『とっさの日本語便利帳』知恵蔵編集部編(朝日新聞社)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱