手持ちの黒アイテムは、本当にベーシックなものが多い私。
それらを組み合わせて、何か新鮮な着こなしが
できないものかと思ったある日、
久しぶりにスカーフを手に取ってみました。
トップスは黒リブのタートルネックニット、ボトムスは
カシミア混ウールのくるぶし丈のスラックスという
いたって普通のアイテムどうしなのですが、
スカーフをウエストにぐるりと巻き付けて、
サッシュベルトのように見せてみました。
そうしたところノーアクセサリーでも華やぐし、
上半身がコンパクトになって
バランスもアップ…と、いいことずくめ!
この格好を見た家人は「快傑ハリマオ?」と
懐かしいことを申しておりましたが、
さらに帽子も合わせて、マニッシュに仕上げてみました。
さて、このウエストに巻いたスカーフですが、
“エルメス”の『マキシ・ツイリー』というタイプ。
横幅が約20㎝、長さが114㎝ほどある
細長い形をしたスカーフなのですが、
これが正方形のスカーフ『カレ』に
勝るとも劣らないほど便利なのです。
この日のようにウエストに巻き付けても
もったりとしないし、
ネクタイのような気分で首に結んだり、
首に巻き付けてリボン結びをしても、
大げさになりすぎない分量感なのです。
本当に久しぶりに手に取ったスカーフに、
改めて一枚の布の可能性に気づかされた気分。
もっと細いスカーフをブレスレット代わりに
手首に巻き付けてもいいし、
反対に140×140㎝の大判スカーフを主役に
コーディネートを考えてもいいし…
冬のおしゃれが楽しくなる一日でした。
(写真/エディターH&J 文/エディターJ)
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