近ごろ、よく耳にする「ステイケーション」という言葉。ステイ(Stay)とバケーション(Vacation)から生まれた造語で、遠出をせずに近場のホテルなどに宿泊して、ちょっと贅沢な時間を楽しむというもの。思うように旅に出ることができない今だからこそ注目されている、旅の新しいスタイルだ。

そんなステイケーションに最適な都内のホテルとして注目されているのが、2020年8月にオープンしたばかりの「フレイザースイート赤坂東京」。最寄駅は「赤坂」という東京の都心でありながら、意外なほど閑静なエリアに佇む隠れ家的なホテルでもある。

話題のひとつが、広々とした客室の全てに洗濯乾燥機を備え、客室清掃サービスの有無も選べること。それによって、よりパーソナルな時間と空間を手に入れることができるというわけだ。

そんな特徴を生かした多様な宿泊プランが用意されているが、ここで注目したいのは、1月末にスタートしたばかりの、健康で上質な朝食がセットになった宿泊プラン。

発酵食品の料理も含めた9種類が、美しい松花堂スタイルの朝食として日替わりで登場

和のテイストを取り入れた「フレイザースイート赤坂東京」1Fにあるレストラン「MOSS CROSS TOKYO」。シェフがこだわった日本各地の食材を使い東洋と西洋を織り交ぜたコース料理を楽しめる。

ホテル1Fのレストラン「MOSS CROSS TOKYO」の増山明宏ヘッドシェフが手がけている朝食は、その名も「ウェルネス モーニング」。薬膳(東洋)、ハーブ(西洋)、スパイス(中東)また品目によっては“発酵“技術を取り入れることで、“健康”をテーマにした9種類の料理が松花堂スタイルでいただけるというものだ。

日本有数のフランス料理店で料理長として活躍した経験をもつ増山シェフの料理は、フレンチをベースにしながら、その枠を越え様々なエッセンスを取り入れたスタイル。そんな増山シェフが、食材にとことんこだわって生み出した朝食の9種類の料理の基本には、「上質な朝食が今日1日の質をつくる」という考えがある。

お米の産地、汁物の種類までも時々で変化するという一期一会の朝食が1日の始まりを彩る。ベジタリアン対応も可能だ。加えて、食後には、“ハーブの魔術師”の異名をとる増山シェフがブレンドする季節のハーブ・ティーが添えられ、朝のリラックス&チャージができる。

ステイケーションの常連も、ステイケーション初体験というひとも、うま味と身体に嬉しい効果とがたっぷりとつまった「ウェルネス モーニング」を採れば、その1日が充実したものになるに違いない。

【フレイザースイート赤坂東京 朝食付きプラン】

「ウェルネス モーニング」内容一例/豚肉の塩麴マリネ、紫キャベツとひじきのバルサミコ和え、イチゴジャムヨーグルト、トマトとモッツァレラチーズのコンポート、南瓜と柿の鮎の魚醤風味、かぶの葉のあんかけ茶わん蒸し、鮭の酒粕漬け、胡桃豆腐明日葉と茗荷のラビゴットソース、ほうれん草と発芽白ごまの白和え、ごはん、味噌汁、香の物 ※ベジタリアン対応可
「ウェルネス モーニング」内容一例/豚肉の塩麴マリネ、紫キャベツとひじきのバルサミコ和え、イチゴジャムヨーグルト、トマトとモッツァレラチーズのコンポート、南瓜と柿の鮎の魚醤風味、かぶの葉のあんかけ茶わん蒸し、鮭の酒粕漬け、胡桃豆腐明日葉と茗荷のラビゴットソース、ほうれん草と発芽白ごまの白和え、ごはん、味噌汁、香の物 ※ベジタリアン対応可

期間/~2021年6月30日
朝食の時間/7:00〜10:30(L.O.10:00)
料金/¥22,440(税サ込)デラックスルーム1室1泊料金(大人2名様分の朝食込み)※朝食のみのご利用の場合は¥3,300(税込)

フレイザースイート赤坂東京 予約サイト

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この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。