凛々しさのなかに、エレガントさや華やかさが感じられる、鈴木保奈美さんのショートヘアに40代女性からの支持が集まっています。そこで『Precious』3月号では、特集「『鈴木保奈美さんショート』が私たちの最適解です」を展開中です。
カットとスタイリングを担当するスタッフがスタイルづくりの極意を特別にレクチャー。保奈美さんショートに秘められた魅力を読み解いていきます。
今回は、鈴木保奈美さんの髪を30年来カットしてきたモッズ・ヘアの大平忠明さんが語る、保奈美さんショートの誕生秘話とスタイルづくりの極意をご紹介します。
前回の記事は、こちらから。
保奈美さんショートの生みの親が語る、髪に知性と色香を宿らせるポイント(モッズ・ヘア エグゼクティブスタイリスト 大平忠明さん編)
仕事の状況まで考慮した、ヘアスタイルを提案
保奈美さんが人柄と技術に惚れ込み、30年来ヘアカットを任せている大平さん。保奈美さんいわく、「スタイリングに無頓着な性格まで知り尽くしてくれている」ため、乾かすだけでもきまるカットの提案が必須に。
髪型を変える際には、相談しながら決めているそう。現在のショートヘアは、三年前に保奈美さんがロングに飽きてしまったことがきっかけに。
「現在のカットは、重めのマッシュルーム。前髪はノーパートで厚め、かつ毛流れが出やすいように斜めにカットしてあります。バックの重心を低めに設定してあるので、ショートでも女性らしさやエレガントさを損なうことがありません」と大平さん。
耳にかけたときにスタイルにニュアンスが出るようにもみあげだけを短くカットするなど、ひねりを効かせた提案も大平さんならでは。
保奈美さんは、3週間に1度のペースでカットすることでフォルムをキープ。連続ドラマの撮影が始まると、大胆なヘアチェンジはできない保奈美さんの事情を理解して、違和感のない程度の巧みなカットで、気分転換させてくれるのだとか。
そんな大平さんが、歴代の保奈美さんヘアのなかで最も思い入れがあるのが、1994年に放映されたドラマ『この世の果て』のゆるくパーマをかけたショートウルフ。
雨に濡れるシーンが多いと知り、濡れても様になるスタイルに…と、提案したスタイルだったそう。仕事の背景まで考慮したスタイル提案が、保奈美さんの心を捉えて離さない理由なのです。
鈴木保奈美さんのインスタグラムはこちら。
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- PHOTO :
- 玉置順子(t.cube)
- MODEL :
- 鈴木保奈美
- EDIT&WRITING :
- 新田晃与、佐藤友貴絵(Precious)