中谷美紀さん、宮沢りえさん、寺島しのぶさん、堤 真一さん、井上芳雄さん、森山未來さんなど、日本の演劇界を牽引する豪華俳優陣が出演する舞台が、2018年初頭に相次いで開催されることが判明。演劇通が満足する濃く深い内容であることはもちろん、舞台初心者の人でもグッと引き込まれること間違いなしの舞台を4つ、厳選してご紹介します。

2018年? いやまだ先、ちょっと気が早いと思うなかれ、どれも前評判が高い作品のため、チケットの品薄化は確実。2018年を幸先いいスタートにするためにも、お友達と前もって予定を合わせて、お出かけしてみてはいかがでしょうか?

■1:美貌を誇る女盗賊が繰り広げる、美しく儚き世界。江戸川乱歩×三島由紀夫の傑作舞台『黒蜥蜴』が蘇る

黒蜥蜴 ポスタービジュアル

出演は中谷美紀さん、井上芳雄さん

宝石商の岩瀬庄兵衛は、愛娘と岩瀬家の秘宝「エジプトの星」の強奪を予告する女盗賊・黒蜥蜴からの警護を名探偵・明智小五郎に依頼。岩瀬父娘が身を隠していたホテルの隣室には、顧客の婦人が泊まっていた。その婦人こそ「美」に執着する黒蜥蜴だった…。1961年に三島由紀夫が戯曲化した、江戸川乱歩原作のこの作品。美貌を誇る黒蜥蜴を演じるのは中谷美紀さん、明智小五郎を演じるのはミュージカル界のプリンス・井上芳雄さんです。耽美な世界にのめり込んだ女の末路に、胸が締めつけられます。

  • 問い合わせ先

  • 梅田芸術劇場 TEL:0570-077-039
  • 会場/日生劇場
  • 日時/2018年1月9日〜1月28日
  • 休演日/月曜
  • チケット発売日/2017年9月30日(発売中)
  • 料金/S席:¥12,500、A席:¥9,000
  • ※梅田芸術劇場メインホール(大阪)公演もあり【2018年2月1日〜2月5日】

■2:いのうえひでのり新演出の『近松心中物語』。ふた組の男女に見る、愛の形とは…?

©KEI OGATA

出演は堤 真一さん、宮沢りえさん、池田成志さん、小池栄子さん、市川猿弥さん

秋元松代原作×蜷川幸雄演出で度々上演され、今もなお伝説の舞台として語り継がれる『近松心中物語』。今回、劇団☆新感線のいのうえひでのり氏が、「いのうえの近松が見たい…」という生前の蜷川の言葉を受け、演出を担当します。作品の新たな伝説をつくるべく集結したのが、堤 真一さん、宮沢りえさん、池田成志さん、小池栄子さん、市川猿弥さんなど、舞台経験豊富な実力派俳優陣。あてのない逃避行へと向かう、ふた組の男女の究極の愛を描いたこの作品。彼らに待ち受ける運命の結末とは…?

問い合わせ先

  • シスカンパニー TEL:03-5423-5906
  • 会場/新国立劇場 中劇場
  • 日時/2018年1月10日〜2月18日
    休演日/月曜
    チケット発売日/2017年11月12日
    料金/SS席:¥10,500、S席:¥9.500、A席:¥7,000、B席¥5,500
  • ※小学生未満は入場不可

■3:新進気鋭の演出家が、昭和の名戯曲『秘密の花園』に挑戦! 寺島しのぶを中心に紡がれる、奇妙な三角関係

AD:永瀬佑一 PHOTO:西村淳

出演は寺島しのぶさん、柄本 佑さん、田口トモロヲさん

寺山修司などが活躍した1960年代から70年代前後の戯曲を若手演出家が大胆に読み直す、東京芸術劇場〝RooTSシリーズ〟の第5弾が幕を開けます。今回は、気鋭の演出家・福原充則氏が唐十郎の代表作『秘密の花園』を手がけます。出演は、寺島しのぶさん、柄本 佑さん、田口トモロヲさんほか、個性派俳優陣が勢ぞろい。日暮里のアパートに暮らす夫婦と、ふたりのもとに通うある男との奇妙な三角関係を描いた物語です。昭和の色濃い物語が、現代の演出家によってどう解釈され、どう描かれるのか…。懐かしさと新しさが同居した世界に迷い込んで。

問い合わせ先

  • 東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570-010-296
  • 会場/東京芸術劇場シアターイースト
    日時/2018年1月13日〜2月4日
    休演日/月曜
    チケット発売日/2017年10月21日
    料金/一般:¥6,500

■4:スケールアップして戻ってきた、鉄腕アトムの世界。浦沢直樹らの漫画『プルートゥ PLUTO』を斬新な演出で描き出す

©原作:『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション) イラスト©浦沢直樹 スタジオ・ナッツ 長崎尚志 手塚プロダクション/小学館

出演は森山未來さん、土屋太鳳さん、大東駿介さん、吉見一豊さん、吹越 満さん、柄本 明さん

漫画家・手塚治虫氏の代表作といえば、『鉄腕アトム』を思い浮かべる女性は多いのではないでしょうか。その代表的エピソード「地上最大のロボット」を、漫画家・浦沢直樹氏&ストーリー共同制作者の長崎尚志氏が改めて”漫画化”した作品「プルートゥ PLUTO」。2015年に舞台化され、話題を呼んだこの公演が、新たなキャストを迎え、上演されます。ベルギーの演出家・振付家で、手塚のファンでもあるシディ•ラルビ•シェルカウイ氏による、ダンス、音楽、映像、パペットを巧みに取り入れた斬新な演出は、驚きの連続。アトムを演じるのは、唯一無二の存在感を放つ森山未來さん。そのほか、土屋太鳳さん、大東駿介さん、吉見一豊さん、吹越 満さん、柄本 明さんらが出演します。

問い合わせ先

  • Bunkamura TEL:03-3477-3244
  • 会場/Bunkamuraシアターコクーン
  • 日時/2018年1月6日〜1月28日
  • 休演日/1月9日•15日•22日
  • チケット発売日/2017年10月22日
  • 料金/S席:¥11,000、A席:¥8,500、コクーンシート:¥6,000
  • ※森ノ宮ピロティホール(大阪)公演もあり【3月9日〜14日】
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  • 以上、2018年の幕開けにふさわしい豪華な4つの舞台をご紹介しました。4つの作品に共通するのは、「登場人物の心の機微を描いている」こと。きっとあなたの心にさざなみのような喜びや動揺、感動をもたらしてくれるはず。日常をシャットダウンして、上質な物語の世界に浸れるまたとない機会に、ぜひお出かけしてみてください。
この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
海渡理恵