みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、36回目です。
今回はお話を伺ったのは、美容ジャーナリストとして活躍中の安倍佐和子さんです。春風が舞い、桜も開花し始めた今。身につけたい色と言えば、ピンク。けれども、大人はピンクリップやシャドウなど、ピンクを纏うことが年々ハードルが高くなっているのも現実。そこで、40歳からの大人の女性たちが取り入れやすい、ピンクコスメの嗜みかたをご提案いただきました。
春にまといたい「ピンク」は、2021年の最強開運カラー
「春になると妙に気になるピンクは、2021年最強の開運カラー。そう聞いて、例年以上に目でピンクを追いかける日々が続いています。something ピンク、もうGETしましたか?
でも、じつを言うと、若い頃から苦手意識を持っているのがピンク。こなせる自信もないし、色の持つ愛らしさに気が引けてしまっている自分がいて、どうも落ち着きません。かろうじてマゼンタカラーならファッションで着こなせるのですが、いわゆる王道のピンクリップは一度も手にしたことがなく…。愛されメイクの条件ですし、ロイヤル感さえ醸し出すことができるピンクリップはこの春も百花繚乱なのに、なんとももったいない話。
そんなわけで、ピンクリップの苦手な私が編み出した、大人のピンクの嗜み方について。唇にピンクをまとうのではなく、目で見てピンクのオーラを纏うアイデアをいくつか提案したいと思います」(安倍さん)
まさに眼福! 目で見て、纏って、幸せになるピンクのパワー
「シャネルのチャンス オータンドゥル バスタブレットは、ピンクのマカロンみたいなルックスで、かなり上がります。バスタイムを芳しいピンクの香気で包まれる幸せ、開運のパワーをいただけるような気持ちになります(笑)」(安倍さん)
「ネイルならなんとかイケますよね? その名もukaのPINK STUDY。ピンクが苦手な人のためのピンクネイルが5色あるのですが、私のおすすめは、桜の花びらみたいな1/3と黄みを含んだ3/3と4/3。ヌーディなニュアンスなので指先が綺麗に見えるというおまけ付きで、ペディキュアにもぴったりです。
そして、チークならかろうじてイケるでしょ、と、手にしたコスメデコルテのパウダーブラッシュ 807。くすみピンクが感動的! 控えめなピンクが顔色全体をトーンアップ、自分でも驚くほど肌が綺麗に見えるので、ピンクが苦手、チークが苦手な大人の女性におすすめの一色です」(安倍さん)
「スキンケアでピンクのオーラを肌に纏うことができるのが、カネボウ DEW キャビアドットブースターとイミュノのアドバンスド エッセンス オイル WH。DEWはキャビア状のヒアルロン酸カプセルが肌に弾けて浸透する導入美容液で、イミュノはオイル状の美白美容液。どちらもピンク色に心が弾む、大人の肌に嬉しいアイテムです。
もちろん、ピンクリップを素敵にこなせる方は、数多ある芳しいピンクから運命の一本をぜひ。でも、私のようにそうでない方は視覚から、あるいはひねりを効かせた別アイテムから、開運カラーと言われるピンクの魔法をかけてみるのはいかがでしょうか」(安倍さん)
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見るだけで幸せな気持ちで心を満たしてくれるピンクのコスメたち。今年最強の開運カラーともなれば、積極的に取り入れていきたいもの。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※掲載している商品の価格はすべて税抜です。また商品はすべてご本人の私物です。
- TEXT :
- 安倍佐和子さん ビューティエディター
- EDIT :
- むらなかさちこ