財布やバッグをはじめとする革製品を作り続けて、1世紀以上の歴史を持つ日本の老舗「AJIOKA.(アジオカ)」。なかでも最高級ラインである「GANZO(ガンゾ)」は、世界中から選りすぐったレザーのみを使用し、熟練した職人の手作業によって生み出され、レザーにこだわる男たちから支持されてきたブランドであるが、数あるラインナップの中でも注目されているのが、本稿で紹介するお財布だ。なぜ今、こちらのお財布が注目されているのか?それは、店舗に在籍する職人が顧客の意見を取り入れた事によって考案されているからだ。ものづくりの精神においてただ良質な物をつくるだけではなく、「欲しい」を見事なまでに体現しているからこそ圧倒的な支持を集めている。まさに現代最高のお財布といえよう。

「ガンゾ」だからできた納得のクオリティ!

六本木店限定お財布は、美しいコードバンの輝きが魅力的!

【W10.5×H8.5×D2.1cm】ウォレット各¥79,200(ガンゾ六本木店)
【W10.5×H8.5×D2.1cm】ウォレット各¥79,200(ガンゾ六本木店)現在、バーガンディ、グリーン、ブラックの3色展開。※写真は右効き。グリーンのみオーダー限定カラー

六本木店オリジナルのお財布として今回で4作目となるこちらの「クロスマチZIPウォレット」は、外装にアメリカの老舗タンナーであるホーウィン社のシェルコードバンを使用。しっかりとした革の質感を手に感じとることができ、美しい光沢やエイジングを楽しむことができる。形状は、特徴的なL字型のジップタイプを採用することでスムーズな取り出しを可能。また、顧客の利き手に合わせてジップの方向やカード入れ、札入れの向きを選ぶことができ、顧客にとって非常に嬉しいポイントである。

内装は、イタリアのタンナー「バダラッシィ・カルロ社」のミネルバ・ボックス(牛革)を使用。こちらも外装と同じくエイジングを楽しむことができる。
内装は、イタリアのタンナー「バダラッシィ・カルロ社」のミネルバ・ボックス(牛革)を使用。こちらも外装と同じくエイジングを楽しむことができる。

クロスマチを採用した小銭入れは、底にあたる最下部にステッチを施さないため、菱形の形状に開くことで小銭が取り出しやすい。

■仕様:札入れ×1、小銭入れ×1、カードスロット×5

本店限定お財布は、無縫製によるスマートなミニマムウォレット!

【W8.5×縦9×D1cm】ウォレット¥74,800(ガンゾ本店)
【W8.5×H9×D1cm】ウォレット¥74,800(ガンゾ本店)※カラー展開はグリーン・ブラウン・ワイン・ネイビー・ブラックの計5色展開。

ミリ単位のズレも許されない至難の技である「貼り合わせ」を採用することで、本来パーツごとに縫製をし組み立てることによって生じる厚みは皆無。極限の薄さとシンプルで洗練された佇まいを実現した。イタリアの老舗タンナー「コンチュリア 800社」のバケッタレザーを使用し、奥深い色合いが贅沢な一品だ。

内装も同じくバケッタレザーで、一体感のある作りが貼り合わせの特徴でもある。
内装も同じくバケッタレザーで、一体感のある作りが貼り合わせの特徴でもある。

圧倒的な薄さを実現しながらも、各収納スペースを配備。カードスロットは取り出しやすいように中央にスリットを入れている。

■仕様:札入れ×1、小銭入れ×1、カードスロット×1(カードは5枚程度収納可能。)

受注生産かつ店舗限定といった特別感もまた「欲しい」と思えてくる。常に使用するアイテムだからこそ納得のいくデザインを見つけるまで妥協したくないと思うが、ガンゾのお財布であればそんな不安もすすぐに解消される事だろう。

※六本木店・本店ともに受注期間は2022年3月31日まで。納期はおよそ3か月。(受注時期によって変動あり。また終了日は変動する場合があります。)

※価格はすべて税込です。

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島本一男(BAARL)
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河又雅俊
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