大人のジュエリーのまとい方には、過ごしてきた上質な時間が凝縮されて、自分だけの輝きとなって表れます。雑誌『Precious』6月号の特集「美しい人は最愛のジュエリーとともに」では、各界でご活躍の素敵な4人の女性に、成熟するジュエリーへの思いをお話しいただきました。
今回は、女優の井川遥さんが語る、ダイヤモンドジュエリーへの思いと、大人女性が真似したい「豊かな人生とダイヤモンドが響き合う」スタイリングもご紹介します。
豊かな人生とダイヤモンドが美しく響き合うように
井川さんが現れるとふわっと優しい風が流れる。
「女優オーラがある」といえば、華やぎの最上級形となるのだが、すでに女優として、ひとりの女性として優雅なオーラを放つ井川さんの場合は…。この日、選りすぐりのダイヤモンドを身にまとった井川さんは、神々しいばかりに輝いていた。
癒やされるのは男性だけではない。柔らかな佇まいの奥にかいま見える極上のひと粒ダイヤモンドの輝きにも似た「凛とした強さ」が、女性たちの心をもとらえるのだ。
エメラルドカットダイヤモンドの凛とした輝きが似合う
井川さん自身が今いちばん心惹かれているひと粒ダイヤモンド。なかでもエメラルドカットは、そのシャープで知的な煌きが、意志の強い、凛とした大人の女性に愛される。
「エメラルドカットの美しさに一目で惹きつけられました。カッティングがシンプルなので潔く、飾り過ぎず、凛としていて…真っすぐで静の存在感ともいうのでしょうか。ドキドキしますね」
そう言いながら、エメラルドカットのダイヤモンドジュエリーをうっとりと見つめていた井川さん。
「そろそろ大粒なジュエリーや大胆なモチーフのものが似合う年齢になってきて、エターナルな輝きを放つダイヤモンドに、若い頃の憧れとは違う魅力を感じています」
ふだんは大ぶりなバングルなどをさらりとつけている。
「この先選びたいのは、格式あるジュエリーブランドのもの。出合いのタイミングを待って、自分らしい、と思えたら購入したいと思っています」
日常使いにプラスしたい繊細さと迫力を併せもつバングルの白い輝き
ボリューム感は欲しいけれど、重いのは嫌。大ぶりバングルのインパクトに、重ねづけもできる繊細さも備えて、ダイヤモンドの白い輝きがモードなジュエリー。
幼ごころに祖母がつけていた大粒石のリングが記憶に残っている。
「アクティブで日焼けをして、シミもシワも厭わない人でしたが、大粒の石のリングや貴平のネックレスが似合っていて、とても素敵でした。まるで体の一部のように祖母にしっくりとなじんでいて」
Tシャツにさりげなく!アイコニックな輝きを添えるダイヤモンドジュエリー
ブシュロンが本店を構えるパリ・ヴァンドーム広場を象ったコレクション。
スタッズイヤリングは黒の縁取りがモード感を誘う『ヴァンドーム リズレ』。ネックレスはヴァンドーム広場の円柱が彫刻されたロッククリスタルのモチーフをアクセントにした『リヴィエール ヴァンドーム』。そして、指元のダイヤモンドリングはプリンセス、ラウンド、バゲットの3種のカットを4つのモチーフとして重ねた『キャトル ラディアント』。それぞれのアイテムが白いTシャツのスタイリングにアイコニックな輝きを添えています。
年齢を重ねた肌の質感とジュエリーのバランスが変わることで、ジュエリーとの出合いもますます味わい深いものになる。
「すれ違いざまにはっとするほど、素敵な大人の女性に時々目が留まります。それまで生きてきた時間とジュエリーとが溶け込み、たおやかさも凛々しさも感じるような佇まい。そんなふうに年齢を重ねられるように、これからの人生にずっと寄り添ってくれる、存在感のあるダイヤモンドに憧れます」
問い合わせ先
- ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション TEL:0120-346-376
- ザ・ロウ・ジャパン TEL:03-4400-2656
- カルティエ カスタマー サービスセンター TEL:0120-301-757
- ブシュロン クライアントサービス TEL:0120-230-441
- ジルサンダージャパン TEL:0120-919-256
- PHOTO :
- 久富裕史(N°2/人物)、唐澤光也(RED POINT/静物)
- STYLIST :
- 小倉真希
- HAIR MAKE :
- ヘア/hanjee・メイク/阪本明子(SIGNO)
- NAIL :
- 中島理恵(uka)
- MODEL :
- 井川遥
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、古里典子(Precious)