コートやニットを中心に、ダークカラーがメインとなる冬は、着こなしがどうしても地味になりがち。そこで、1枚で抜群の着映え力を発揮する「ボリュームトップス」を着こなしの主役に取り入れてみましょう。ゆったりとしたシルエットでラクに着こなせるのに、まとうだけでこのうえなく華やかな印象に。おすすめは、モダンさが際立つ「プルオーバー」と優美さが映える「ブラウス」の、ふたつの「ボリュームトップス」です。

ふとした仕草まで華やかに印象づける「ボリュームトップス」

艶やかな美人力を授けてくれる「ボリュームトップス」。近年のトレンドアイテムとして多数登場しているだけに、大人の女性にもふさわしいアイテムを選びたいものです。ゆったりとしたシルエットがドラマティックな「ボリュームトップス」には、モダンさが際立つ「プルオーバー」か、優美さが映える王道「ブラウス」のどちらかがおすすめ。タイトスカートなど細身シルエットのボトムと組み合わせ、辛口に着こなすのが洗練さを生む鍵となります。

■1:ブラウスよりモダン、ニットより上品な「プルオーバー」

左から/グレーがもつ上品さと温もりはそのままに、ハト目モチーフが付いたベルスリーブがポイント(ADORE)、温もり素材のホワイトに、動きのあるシルエットで着映え力も抜群(トラディショナル ウェザーウェア 青山店)、シンプルに見えてモードな女らしさが漂う新感覚のプルオーバー(マイラン)

ケープを思わせるような、ゆったりと広がる袖のシルエットが特徴の「プルオーバー」。程よい厚みのある素材感のものが、体のラインに響きにくくておすすめです。コンパクト丈のものを選び、バランスよく着こなしましょう。

鮮やかカラーの「プルオーバー」で、装いにモードな香りを添えて

トップス(バリー 銀座店)、スカート(ADORE)、ピアス・リング(シャンテクレール 東京店)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

ぜひ取り入れたい注目の「プルオーバー」は、ゆったりとした袖が印象的な布帛素材のもの。深いグリーンが美しいトップスは、袖のシルエットに加え、ドレープを描くショート丈の身ごろも華やかです。シンプルな黒スカートに合わせるだけで、粋でこなれた女らしさが生まれます。

シンプルな着こなしも華やぐ、構築的でエレガントなシルエット

トップス(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)ネックレス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)

深めのVネックと大きく広がるベルスリーブ、ダブルフェースウールの程よく厚みのある素材が、モダンに着映える構築的なシルエットを演出。袖には深いスリットが入り、ふとした瞬間に女らしさを印象づけます。

■2:極上のエレガンスと女らしさを生む、王道「ブラウス」

左から/ラウンドネックのシルクブラウスは、フロントのリボンタイがポイント(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、フリルやプリーツがあしらわれ華やかな雰囲気を醸し出すブラウス(ドリス ヴァン ノッテン)、ほんのりと肌が透けるシルクシフォン素材で軽やかさと優雅さを印象づける(アクアモーレ〈トマソ ステファネリ〉)

秋冬のドレスアップには「ブラウス」を! そう思わせるほど、気品と華やぎが際立つ、ふんわりとした袖がエレガントなブラウス。ごくベーシックなボトムに合わせるだけで存在感が増し、ふとした仕草まで美しく見せてくれる着映え力には脱帽です。

ふんわりシルエットで、優美さも華やかさも手に入れる

ブラウス・スカート・ベルト・バッグ(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ピアス(シャンテクレール 東京店)

かすかに肌が透けるハリ感のあるオーガンジー素材と、ボールチェーンが煌くネックラインが、軽やかなエレガンスを演出。その贅沢な存在感が、美しいものをまとう喜びを改めて感じさせてくれます。合わせるボトムは、端正なデザインを選び、辛口に着こなすのが大人流です。

贅沢ボリュームの一枚で、ドラマティックな着こなしが完成

ブラウス(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、パンツ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、ネックレス・ブレスレット(ヴァン クリーフ&アーペルル)、ファーストール(ADORE)、バッグ(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)

身ごろからたっぷりとした袖が続くブラウスにより、まとっただけで新鮮な印象となる着こなしが完成。この贅沢な分量感をもつシルエットが、ドレスアップ気分を演出してくれます。

シックな黒の着こなしにも新鮮さを授ける、ふんわりブラウスの魔法

ブラウス・スカート・バッグ・靴(ジバンシィ 表参道店〈ジバンシィ バイ リカルド ティッシ〉)、ピアス・ブレスレット・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)

会食やレセプションでも、思わず周囲の視線を集めそう…そんな、存在感絶大のボリュームたっぷりの「ブラウス」を、黒のワントーンの着こなしの主役に。フリルが彩るシルクシフォンが動くたびに揺らめき、艶やかな女性らしさを演出してくれるのです。

 

1枚でドラマティックな印象となる、「プルオーバー」と「ブラウス」のふたつの「ボリュームトップス」。まとうだけで、華やかな印象を与えてくれるこのアイテムを主役に、冬の着こなしをエレガントに仕上げてみてはいかがでしょうか。

PHOTO :
水田 学(NOSTY/人物)、宗髙聡子(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
戸野塚かおる
HAIR MAKE :
野田智子
MODEL :
黒田エイミ、高橋里奈(Precious専属)
EDIT&WRITING :
川村有布子、遠藤智子、安村 徹
RECONSTRUCT :
難波寛彦