舞台は、思い立ったときに見に行ける展覧会や映画と違い、日程を指定されるという意味では、少しハードルの高いエンターテインメントかもしれません。それでも、人が舞台を望むのは、そこでしか体験できない喜怒哀楽があるから。舞台ならではの役者の表情、息づかい、観客との一体感がクセになるのです。

今回は、何かと気ぜわしい年の瀬&年始のリフレッシュとしておすすめしたい、2017年12月〜2018年1月上演の舞台をご紹介します。日程が迫っているものばかりなので、気になる人は残り少ないチケットの確保を!(当日券も出る予定です)

1:賀来賢人と太賀が初共演。赤堀雅秋作・演出の青春群像劇『流山ブルーバード』

「流山ブルーバード」出演者たち 撮影:三浦憲治

出演は賀来賢人、太賀、柄本時生、若葉竜也ほか

東京にもほど近い地方都市、千葉県流山市。この町の半径3キロ圏内でくすぶっている4人の若者と、彼らを取り巻くろくでもない大人たちの青春群像劇は、やるせなく、でもどこかに希望を感じさせる舞台に。そもそもは、賀来賢人の「太賀と芝居がやりたい」提案から始まった企画だそうで、待望の初共演となるふたりの化学反応も楽しみのひとつです。

問い合わせ先

  • 『流山ブルーバード』 TEL:03-6427-9486(M&Oplays)
  • 会場/本多劇場
  • 住所/〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目10−15
    日時/2017年12月8日〜27日
    休演日/木曜
    チケット発売日/2017年10月7日(発売中)
    料金/¥7,000
    ※島根県民会館大ホール(島根)公演【2018年1月11日】、サンケイホールブリーゼ(大阪)公演【2018年1月13日・14日】、JMSアステールプラザ大ホール(広島)公演【2018年1月16日】、浜松市浜北文化センター大ホール(静岡)公演【2018年1月18日】、大田区民プラザ大ホール(東京都大田区)公演【2018年1月20日・21日】もあり

2:鏡を向こうとこっち。たなかとかなた、けいことこいけの物語『かがみのかなたはたなかのなかに』

『かがみのかなたはたなかのなかに』出演者たち

出演は近藤良平、首藤康之、長塚圭史、松たか子

兵隊さんの「たなか」と、鏡の向こうの「かなた」。ある日「たなか」は、鏡の向こうの「けいこ」にひと目惚れ。つられて「かなた」も恋に落ちる。「かなた」が「けいこ」に近づくと、こちらの「たなか」は「こいけ」に近づいてしまって…。鏡を挟んだ恋物語を、音楽と踊りで紡ぎます。長塚圭史作・演出、振り付けは近藤良平氏。子供と一緒に楽しめる、上質な舞台です。

問い合わせ先

  • 『かがみのかなたはたなかのなかに』 TEL:03-5352-9999(新国立劇場ボックスオフィス)
  • 会場/新国立劇場 小劇場
  • 住所/〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1−1
    日時/2017年12月5日〜24日
    休演日/月曜
    チケット発売日/2017年10月21日(発売中)
    料金/A席:¥6,480(高校生以上)¥3,240(小・中学生)、B席:¥3,240(高校生以上)¥1,620(小・中学生)、Z席:¥1,620(Z席は公演当日ボックスオフィスのみで販売。1人1枚。電話予約不可)

3:自らの良心に従い、王に立ち向かった二十歳の女性——。人間の本質を描ききる壮絶なドラマ『アンチゴーヌ』

『アンチゴーヌ』ビジュアル

出演は蒼井 優、生瀬勝久ほか

権力者として政治の責任を貫こうとする王クレオンに、強い信念で立ち向かう女性・アンチゴーヌ。それぞれの想いは通じ合うことなく、悲劇へと向かっていく…。フランスの劇作家ジャン・アヌイの代表的悲劇で、時代を超えて世界中で上演されている作品が、栗山民也演出、岩切正一郎の新訳で現代によみがえります。アンチゴーヌ役に蒼井 優、クレオン役の生瀬勝久ほか、実力派俳優が競演。

問い合わせ先

  • 『アンチゴーヌ』 TEL:03-3477-5858(パルコステージ)
  • 会場/新国立劇場 小劇場〈特設ステージ〉
  • 住所/〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目1−1
    日時/2018年1月9日〜27日
    休演日/月曜日
    チケット発売日/2017年11月11日(発売中)
    料金/¥9,800
    ※まつもと市民芸術館〈特設会場〉(長野)公演【2018年2月3日・4日】、ロームシアター 京都サウスホール〈舞台上特設ステージ〉(京都)公演【2018年2月9日〜12日】、穂の国とよはし芸術劇場PLAT〈舞台上特設ステージ〉(愛知)公演【2018年2月16日〜18日】、北九州芸術劇場 大ホール〈舞台上特設ステージ〉(福岡)公演【2018年2月24日〜26日】もあり

地方都市を舞台にした若者たちのやるせない群像劇、音楽と踊りでつむぐちょっとアイロニカルな恋物語、国家と人間のあり方を問う壮大な悲劇。三者三様の舞台、あなたはどれがお好みですか?

※チケットの価格はすべて税込です。敬称略。

この記事の執筆者
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WRITING :
剣持亜弥
EDIT :
谷 侑希美