創刊以来、Preciousには数々のジュエリー名品が登場してきました。雑誌『Precious』6月号の特集「プレイバック! 至高のジュエリー名品9」では本誌連載でもおなじみのジュエリージャーナリスト、福田詞子さんセレクトの「究極名品」をご紹介。魂に訴える煌きの魅力に、あなたは抗うことができるでしょうか?
今回は「ティファニー」の伝説のジュエリーデザイナーとして知られる、ジャン・シュランバージェのリングをご紹介します。
自然を愛したデザイナーが創った唯一無二の造形美|ティファニー、ジャン・シュランバージェのリング
20世紀のジュエリー界を牽引したフランス人クリエイター、ジャン・シュランバージェ。1956年に「ティファニー」が副社長として迎え入れた、伝説のジュエリーデザイナーです。N.Y.の本店内には彼のために特別なサロンが設けられ、最高峰の宝石を揃えた工房では、貴重なジェムストーンの色彩を生かした数々の名品が生み出されていきました。
「彼のジュエリーはすべて、自然から着想を得てデザインされています。そのため、『16ストーンリング』のように規則的に宝石を配置したバンドリングにも、どこか有機的な魅力が宿っているのです。フランス伝統の金細工の技と、『ティファニーセッティング』を生み出したティファニーの高度な石留め技術が融合したリングは、個性的でいて色あせない…。時を超え女性を魅了するジュエリーです」(福田)
※登場した「名品」は、過去のPreciousで掲載した記事からの転載のため、 現在では購入できないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
※文中の表記はPT=プラチナ、YG=イエローゴールド、DIA=ダイヤモンドを表します。
- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)、唐澤光也(RED POINT)
- WRITING :
- 河西真紀
- EDIT&WRITING :
- 喜多容子(Precious)