【目次】

大人の夏コーデを格上げするアウター選びのポイント


ひと口にアウターと言っても選択肢はたくさん。中でも大人が押さえておくべきは、エレガントなスタイルにしっくりはまるテーラードジャケット・カーディガン・ロングシャツの3アイテム。身幅に余裕のあるものを選ぶのが、涼しくお洒落に着こなすコツです。その3つのアウターを使ったコーディネートをボリュームたっぷりでお届けします。

ショートパンツのコーデもジャケットで大人スタイルに!

ジャケット・パンツ(ebureGINZA SIX店〈ebure〉)、カットソー(スローン)、時計『エジェリー クォーツ』(ヴァシュロン・コンスタンタン)、ピアス・ネックレス・・ブレスレット・リング(TASAKI)、バッグ(ドゥロワー 六本木店〈ペラン パリ〉) 撮影/長山一樹 BY:『Precious6月号』小学館、2021年
ジャケット・パンツ(ebureGINZA SIX店〈ebure〉)、カットソー(スローン)、時計『エジェリー クォーツ』(ヴァシュロン・コンスタンタン)、ピアス・ネックレス・・ブレスレット・リング(TASAKI)、バッグ(ドゥロワー 六本木店〈ペラン パリ〉) 撮影/長山一樹 BY:『Precious6月号』小学館、2021年

ショートパンツをジャケットで大人スタイルに。カットソーでカジュアルダウンする一方、パールやクラッチでエレガントな華やぎも意識。自由なテイストミックスでおしゃれの余裕を感じさせて。

夏のアウター、まずは「テーラードジャケット」がおすすめ


「黒のヘビーリネンのダブルジャケット」がドレスアップのための華やぎアイテム!着回し力も抜群

「黒のヘビーリネンのダブルジャケット」は、スモーキングジャケットに通じるドレスアップ感のある佇まいで着回し力も抜群。小物は、男前なスタイルなら辛口エレガントに仕上げ、フェミニンな着こなしならカジュアル感を足してテイストミックスするのがおすすめ。足元はパリジェンヌのような小粋さを表現したいからフラット靴で。

■クロップドグレーデニムで色をシックになじませつつこなれ感をアップ

カオスのジャケット・タンクトップ(カオス表参道)、デニム(ゲストリスト〈レッドカード〉)、サングラス(グローブスペックス エージェント〈ロバート・マーク NYC〉)、ネックレス・バングル(エレメントルール〈パティエラ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、サンダル(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
カオスのジャケット・タンクトップ(カオス表参道)、デニム(ゲストリスト〈レッドカード〉)、サングラス(グローブスペックス エージェント〈ロバート・マーク NYC〉)、ネックレス・バングル(エレメントルール〈パティエラ〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、サンダル(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

テーラードジャケットにグレーのクロップドデニムを合わせて、辛口エレガントな着こなしに。ジャケットのラペルで端正な表情が出るので、中に着たリブニットは少し胸元の開いたタイプで色っぽさをプラス。足元もバーサンダルで女らしくまとめて。

■甘いチュールスカートをブラック&ホワイトのクリーン配色で小気味よく

カットソー(スローン)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス・ネックレス・リング(TASAKI)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
カットソー(スローン)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス・ネックレス・リング(TASAKI)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

黒いテーラードジャケットに合わせる白のノースリーブカットソーは、フロントインですっきりとした着こなしに。ボトムのチュールスカートがフェミニン感満載なので、白のレザースニーカーでカジュアルに緩和するのがポイント。体の中央にくるバッグも白にすると、全体のバランス感が整います。

リネンのサマージャケットは華やかなドレッシー感がカジュアルを引き上げる

リネンのサマージャケットは、ダブルブレストのボクシーなシルエットが醸し出すマスキュリンなムードを生かして、カジュアルを引き上げてくれるドレスアップアイテムとしてスタイリングするのがおすすめ。リネン素材ゆえの抜け感や一枚仕立ての軽やかさも、蒸し暑い夏には清涼感にもつながります。タンクトップやニット×シンプルボトムの着こなしに、カーディガン感覚で肩がけするをするだけでおしゃれが決まるのも高ポイント。足元はフラットシューズのいつものカジュアルでも、ジャケットをはおるだけで、ドレスコードのあるレストランにも気後れすることなく行ける…大人の女性に嬉しいシーンレスの条件もしっかり満たしています。白・黒・グレーの無彩色モノトーンでモードに着こなすのがおすすめです。

■ハンサムで辛口のおしゃれにもひと匙の甘さを添えて

ジャケット(マディソンブルー)、カットソー(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、パンツ(ゲストリスト〈レッドカード〉)、ピアス(showroom SESSION〈ヒロタカ〉)、バングル(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious8月号』小学館、2018年
ジャケット(マディソンブルー)、カットソー(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、パンツ(ゲストリスト〈レッドカード〉)、ピアス(showroom SESSION〈ヒロタカ〉)、バングル(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious8月号』小学館、2018年

ニュートラルアイテムのノースリーブカットソーとデニムに、辛口のリネンジャケットを合わせた装いは、マニッシュな印象。そこにゴールドジュエリーを添えるだけで、ハッとさせるような女らしさが生まれます。

■ロングテーラードを小粋に着くずすのも大人の余裕

パンツ(Theory)、ユナイテッドアローズのジャケット・スタブス&ウートンの靴(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)、ニット(スローン)、ピアス・ネックレス・バングル・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(TOMORROWLAND〈CULT GAIA〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年
パンツ(Theory)、ユナイテッドアローズのジャケット・スタブス&ウートンの靴(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)、ニット(スローン)、ピアス・ネックレス・バングル・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ(TOMORROWLAND〈CULT GAIA〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

スティックパンツのシンプルコーデに、凛とした白ジャケットを羽織ったスタイル。リネン素材を選ぶことで堅くならずに肩の力を抜いた余裕が生まれます。全体の色数を絞り、シンプルに徹して。

■タキシード風の黒にTシャツを合わせてカジュアルに、日常に

ジャケット・パンツ(マディソンブルー)、カットソー(スローン)、ピアス・ネックレス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ(マディソンブルー)、カットソー(スローン)、ピアス・ネックレス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

ウエスト位置を高めで絞ったジャケット、ヒップラインを美しく見せるパンツ…。こんなさりげない女らしさを感じさせる、シルエットのきれいな黒のセットアップこそ、特別な日に限定せず、日常に。

ワンピースのアウターには何がおすすめ?


女性らしさのあるワンピースにアウターを羽織る場合は、そのままレディライクに仕上げるか、テイストをミックスしてハンサムに仕上げるかで選ぶアイテムを変えてみるのも◎。素材や丈感が似通ってしまいがちなロングシャツでは、レイヤードしたときにメリハリが出ず重たくなってしまうので、それ以外の「テーラードジャケット・カーディガン」が狙い目。レディに仕上げるならカーディガンを、ハンサムに仕上げるならテーラードジャケットが有効です。カジュアル感が欲しいときには、変化球でサファリジャケットなどの旬アイテムを選ぶのもアリ。

シャツワンピースにはダブルテーラードジャケットを…

ワンピース・ベルト(ブラミンク)、サングラス(サンライズエージェント〈ティエリー ラスリー〉)、ファリスのピアス・アンコモンマターズのバングル(エストネーション)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ジャケット( ウールン商会〈ペセリコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース・ベルト(ブラミンク)、サングラス(サンライズエージェント〈ティエリー ラスリー〉)、ファリスのピアス・アンコモンマターズのバングル(エストネーション)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ジャケット( ウールン商会〈ペセリコ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

シルクのとろみ感を生かし、ていねいなプリーツを施したシャツワンピースは、清潔感と優美な印象を併せもつ優秀な一着。そんな、きちんと感のある襟付きワンピースには、ダブルボタンのテーラードジャケットがお似合い。ブラウンのテーラードジャケットを重ねたら、仕上げに奥行きのあるオリーブ色の小物をちりばめて、ハンサムな着こなしに。

鮮やかイエローのワンピースにはボタンレスカーディガンを…

ワンピース(ストラスブルゴ〈サポート サーフェス〉)、ペンダント( ホアキン・べラオ)、ストール( H.P.FRANCE〈ファリエロ・サルティ〉)、バッグ( J&M デヴィッドソン 青山店)、靴( セルジオ ロッシ)、カーディガン(トラデュイール) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース(ストラスブルゴ〈サポート サーフェス〉)、ペンダント( ホアキン・べラオ)、ストール( H.P.FRANCE〈ファリエロ・サルティ〉)、バッグ( J&M デヴィッドソン 青山店)、靴( セルジオ ロッシ)、カーディガン(トラデュイール) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

夏の休日を鮮やかに彩るイエローのワンピース。ゆとりのあるシルエットで着心地も良好です。そこに身幅のあるボタンレスのチャコールグレーカーディガンをオン。どんな襟元でも合わせやすいVネックタイプのカーディガンにアレンジを加えたようなボタンレスカーディガンは、ワンピースの印象を崩さずさらっと羽織ることができ、汎用性も抜群。

ノースリーブワンピースにはきれい色カーディガンを…

ワンピース(ストラスブルゴ)、ペンダント( エリオポール代官山〈エネーダ フランカ〉)、バングル(エストネーション〈アンコモン マターズ〉)、バッグ(チェルキ〈アントネッロセリオ〉)、靴(JIMMY CHOO)、カーディガン(クルチアーニ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース(ストラスブルゴ)、ペンダント( エリオポール代官山〈エネーダ フランカ〉)、バングル(エストネーション〈アンコモン マターズ〉)、バッグ(チェルキ〈アントネッロセリオ〉)、靴(JIMMY CHOO)、カーディガン(クルチアーニ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

ワンピース×カーディガンは、清楚な雰囲気を演出してくれる組み合わせ。比翼仕立てですっきりとした印象のノースリーブワンピースに、夏空と呼応するようなターコイズブルーのカーディガンをレイヤードして爽やかに。寒色系なら、色on色も落ち着いた印象にまとまります。

シャリっとしたネイビーワンピースにはサファリジャケットを…

ワンピース( ストラスブルゴ)、ピアス(ドレスアンレーヴ〈253ビジュー〉)、ベルト(エリオポール代官山〈メゾン ボワネ〉)、傘(トラディショナルウェザーウェア 二子玉川ライズ店)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(トッズ・ジャパン〈トッズ〉)、ジャケット( マディソンブルー) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース( ストラスブルゴ)、ピアス(ドレスアンレーヴ〈253ビジュー〉)、ベルト(エリオポール代官山〈メゾン ボワネ〉)、傘(トラディショナルウェザーウェア 二子玉川ライズ店)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(トッズ・ジャパン〈トッズ〉)、ジャケット( マディソンブルー) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

シャリッとしたシルクタフタ素材のワンピースは、深みのあるネイビーが知性を香らせるポイント。艶やかなワンピースをちょっとカジュアルに振りたいときは、旬のサファリジャケットが好相性。レザーベルトやローファーをポイントに、ほんのりトラッドテイストで仕上げて。

ロングシャツを細身パンツに羽織ってクリーンな装いに!


ベーシックな細身パンツに、ワンピースとしても活用できるほどの長め丈のロングシャツを羽織りものとして合わせるのも、おすすめのコンビネーション。歩くたびにひらりと揺れるすそがこなれて見えるだけでなく、体のラインを覆うロング丈のシャツが、安心感をもたらしてくれます。足首がのぞく細身パンツで重心を軽やかにして、シャツをふんわりとはおれば完成する…。そんな黄金比のパンツスタイルにこの夏、ぜひ挑戦してみましょう。

ウールの細身パンツにシャツワンピースをはおってカジュアルスタイルを端正に

パンツ・シャツワンピース・Tシャツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・リング 37,000・バングル(ホアキン・ベラオ)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ・シャツワンピース・Tシャツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・リング 37,000・バングル(ホアキン・ベラオ)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

肩ひじ張らない休日のおしゃれにおすすめなのが、ベーシックな細身パンツに長め丈ロングシャツをはおりものとして合わせるコンビネーション。着こなしを選ばない白のパンツは、ストレッチのきいたウール素材で、シーズンレスで活躍。ヌーディカラーのシルクジョーゼットのロングシャツが、さりげなく光を透過し、涼感をたたえます。ボタンをひとつ留めてXラインをつくり出すことで、さらにすっきりとしたバランスに。

夏の日差しに映える潔いモノトーンと縦ラインのシルエットでスマートに!

パンツ(rag&bone表参道店)、シャツワンピース(エスケーパーズオンライン〈ブーリエンヌ〉)、Tシャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ネックレス(アダワットトゥアレグ)、バングル(チェルキ〈ラクア〉)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈パロロサ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(rag&bone表参道店)、シャツワンピース(エスケーパーズオンライン〈ブーリエンヌ〉)、Tシャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ネックレス(アダワットトゥアレグ)、バングル(チェルキ〈ラクア〉)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈パロロサ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

細身パンツとロングシャツでつくるモノトーンコーデは、すっきりとしたバンドカラーのロングシャツがスマートなIラインを演出。強めのストレッチがきいた黒の細身パンツは、引き締め効果も大で美脚効果が期待できます。くるぶしがのぞく丈感なら、黒のボトムでも重たく見えすぎません。バッグと靴も白&黒の配色でまとめて潔く!

ほんのり日に焼けた肌に映える濃厚ブラウン&爽快ホワイトで小粋なパンツカジュアルに

パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(showroom SESSION〈サヤカ ディヴィス〉)、Tシャツ(スリードッツ青山店)、ストール(三喜商事〈イレブンティ〉)、バングル(アパルトモン青山店〈ベン アミュン〉)、バッグ(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(showroom SESSION〈サヤカ ディヴィス〉)、Tシャツ(スリードッツ青山店)、ストール(三喜商事〈イレブンティ〉)、バングル(アパルトモン青山店〈ベン アミュン〉)、バッグ(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

カシュクール仕立てのシャツワンピースをゆるりと結び、Tシャツ&パンツの合わせにレイヤードするだけで、洒脱な夏の装いへと進化。小物もブラウン~ベージュのトーンでシックにまとめて。

白の細身パンツとグレーのロングシャツで足どりも軽く、涼やかな印象に

パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(ebure)、プルオーバー(wb)、ピアス・ネックレス(エスケーパーズオンライン〈クレッシオーニ〉)、バングル(ホワイトオフィス〈ジジ〉)、バッグ(ロエベ ジャパン)、靴(アパルトモン 青山店〈ジョゼッペザノッティ〉) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(ebure)、プルオーバー(wb)、ピアス・ネックレス(エスケーパーズオンライン〈クレッシオーニ〉)、バングル(ホワイトオフィス〈ジジ〉)、バッグ(ロエベ ジャパン)、靴(アパルトモン 青山店〈ジョゼッペザノッティ〉) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

週末のおしゃれは、「風」を味方につけて爽快に。くるぶしがのぞく細身パンツと、ひらりとすそが舞うロングシャツの組み合わせは、どこか余裕さえも漂う、注目のコンビネーション。グレーのシャツは、4種の糸を用いた豊かなドレープやメタルボタンがさりげないリッチ感を演出します。

知的な印象さえ漂う…黒スキニー&ブルーシャツですっきりしたシルエットに

デニム(トレメッツォ〈ピーティートリノデニムウーマン〉)、ロングシャツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ノースリーブカットソー(マディソンブルー)、イヤリング・リング・バングル(ブシュロン)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
デニム(トレメッツォ〈ピーティートリノデニムウーマン〉)、ロングシャツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ノースリーブカットソー(マディソンブルー)、イヤリング・リング・バングル(ブシュロン)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

定番の細身デニムに、ロング丈のシャツをはおりもの感覚で合わせると、たちまちこなれた印象に。顔色が冴えて見えるサックスブルーのシャツは上質なオーガニックコットン特有のナチュラルな艶が魅力。シャツ以外は黒で引き締めることで、爽やかなブルーが際立ちます。

夏アウターの定番!おすすめカーディガンコーデ


やわらかなニットカーディガンは、夏アウターの中でもいちばん女性らしさのあるアイテム。パンツやスカート、ワンピースなど何にでも合わせやすく、必要のないときはくるっと丸めてバッグインもしやすいので一枚あると重宝すること間違いなし。バカンスなどにももってこいです。そんな夏アウターの定番とも言うべきカーディガンのおすすめコーデをご紹介。

アンサンブルカーデでつくるピンクワントーンが定番スタイルを新鮮に見せる

カーディガン・ニット(ビームス ハウス 丸の内〈スローン×デミルクス ビームス〉)、パンツ(マディソンブルー)、イヤーカフ・ブレスレット・リング(伊勢丹新宿店本館4 階=ジュエリー/レポシ)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/長山一樹 BY:『Precious6月号』小学館、2021年
カーディガン・ニット(ビームス ハウス 丸の内〈スローン×デミルクス ビームス〉)、パンツ(マディソンブルー)、イヤーカフ・ブレスレット・リング(伊勢丹新宿店本館4 階=ジュエリー/レポシ)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/長山一樹 BY:『Precious6月号』小学館、2021年

今までなら黒やベージュに合わせていたピンクを、ワントーンで満喫するのが今の気分。シルクのニットアンサンブルとテーパードパンツ、定番スタイルがフレッシュに輝いて。アンサンブルは、旬のワントーンコーデも実践しやすく着回しの幅も広がる要チェックアイテムです。

ドライな色味を重ねたカーデ×パンツスタイルにゴールドサンダルで女らしさを!

パンツ(マディソンブルー)、サンダル(ブルーベル・ジャパン〈フランチェスコ ルッソ〉)、カーディガン・ニット(スローン)、帽子(ビームス 公式オンラインショップ〈グリッロ〉)、サングラス(グローブスペックス エージェント〈アーレム〉)、ピアス・ブレスレット・リング(TASAKI)、バッグ(TOMORROWLAND〈TOMMASO CANDRIA〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
パンツ(マディソンブルー)、サンダル(ブルーベル・ジャパン〈フランチェスコ ルッソ〉)、カーディガン・ニット(スローン)、帽子(ビームス 公式オンラインショップ〈グリッロ〉)、サングラス(グローブスペックス エージェント〈アーレム〉)、ピアス・ブレスレット・リング(TASAKI)、バッグ(TOMORROWLAND〈TOMMASO CANDRIA〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

ほんのり艶のあるリネン素材のスティックパンツに薄手ニットのアンサンブルを羽織れば、こなれた印象の着こなしに。カーキ×ベージュ×ゴールドのさりげない色合わせの妙が趣味のよさを漂わせるコーディネートは、女友達からも好感度が高いカジュアルスタイルです。肌なじみのいいメタリックゴールドのサンダルが、脚長効果とともにラグジュアリーなムードも加えて。女性らしいカーデにハンサムなハットが相性抜群。

やわらかな風合いのカシミアロングカーディガンが主役の淡色コーデ

カーディガン・フレンチスリーブのTシャツ・中に着たタンクトップ・パンツ・靴(ジェームス パース 青山店〈JAMESPERSE〉)、JENNY BIRDのイヤリング・ PALAのブレスレット(TOMORROWLAND) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
カーディガン・フレンチスリーブのTシャツ・中に着たタンクトップ・パンツ・靴(ジェームス パース 青山店〈JAMESPERSE〉)、JENNY BIRDのイヤリング・ PALAのブレスレット(TOMORROWLAND) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

やわらかな風合いのカシミアロングカーディガン、ガーゼのように優しいハイゲージの白Tシャツ、伸縮性のあるコットンの裾リブパンツ…。素材感の異なる淡色を重ねると、シンプルがこんなにも表情豊かに。

カラーパンツコーデを黒のカーディガンで辛口&シックにまとめて

パンツ(ユナイテッドアローズ 有楽町店)、カーディガン(スローン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、カットソー(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ピアス・ブレスレット(ミキモト) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious8月号』小学館、2018年
パンツ(ユナイテッドアローズ 有楽町店)、カーディガン(スローン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、カットソー(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ピアス・ブレスレット(ミキモト) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious8月号』小学館、2018年

夏らしいハッピー感漂う、鮮やか色パンツのコーディネート。こうしたインパクトの強い色は、ポップになりすぎないよう、シンプルな黒のカーディガンと白のカットソーに合わせるのが、大人のバランス感覚。さらに辛口なバッグと時計が、フレッシュかつラフになりすぎない着こなしに導きます。

ブラックドレスは、カーディガンとかごバッグでデイリーにカジュアルダウン

カーディガン(スローン)、バッグ(ピーチ〈ヴィオラドーロ〉)、マダマのピアス・リング・アド ア パールのネックレス(マダマ 伊勢丹新宿店)、ワンピース(マディソンブルー) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious8月号』小学館、2018年
カーディガン(スローン)、バッグ(ピーチ〈ヴィオラドーロ〉)、マダマのピアス・リング・アド ア パールのネックレス(マダマ 伊勢丹新宿店)、ワンピース(マディソンブルー) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious8月号』小学館、2018年

往年の女優が着ていたようなクラシックな雰囲気のシルエットをもつワンピースは、ラフに羽織ったカーデとかごバッグで、カジュアルムードに着こなして。シックな女らしさと、気負わないラフな雰囲気が同居する、好印象な装いに。

夏の大人アウター選びのおさらい


いかがでしたか。夏はジャケット、カーディガン、ロングシャツがあれば、羽織るものに困ることなく乗り切れそう。ぜひ3アイテムの中から、あなたのワードローブに合ったお気に入りを見つけてみて。どんなシーンでもサラッと羽織れる夏アウターがあれば、TPOに合った着こなしが叶ううえ、自然と大人の女性らしい余裕が生まれます。今年の夏は、しっかりとアウターを備えて、エレガントなスタイルを楽しみましょう。

この記事の執筆者
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