イギリスの劇作家、トム・ストッパード作の『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』が世田谷パブリックシアターで上演中です! この作品は、シェイクスピアの悲劇として有名な『ハムレット』のスッピンオフ。全世界の演劇ファンに”ロズギル”の愛称で親しまれてきた傑作です。

物語の主人公は、『ハムレット』では、最後にあっけなくも憐れな死を遂げたふたり組「ロズとギル」。そんな彼らを、舞台初共演の生田斗真さんと菅田将暉さんが挑むというのだから、これは絶対に見逃せません! 運よくチケットを入手できたPrecious.jp編集部が、その現場を取材してきました。

『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』ビジュアル

1:舞台開始1秒から目が離せない! 洒落た言葉遊びに笑いつつ、生と死の哲学に考えさせられる一面も

生田斗真と菅田将暉が、三軒茶屋にいる…というだけで、にわかに色めきだってしまうミーハー心は隠せませんが、全世界の演劇ファンからも愛されている話題の舞台をしっかりレポートしていきます!

本家『ハムレット』では、とうてい陽の目を見ることのなかった「影の薄いふたりの男」を主役に抜擢した本作は、サミュエル・ベケットの傑作『ゴドーを待ちながら』のような不条理劇。そうかと思えば、爆笑にあふれたエンターテインメント性も持ち合わせていて、言葉遊びとユーモアに満ちたブラックコメディに仕上がっています。10分の休憩を2回はさみ、舞台は3幕で構成され、上演時間はトータル2時間30分と長尺ではありますが、あっという間!

 「このセリフ量、どうやって覚えたのだろう…」と不安になるくらいの、生田斗真さんと菅田将暉さんの言葉の応酬は圧巻。息がぴったりの掛け合いも楽しく、どこか愛すべきキャラクターとして観客を惹きつけます。小川絵梨子さんの演出も楽しみだったところで、洒落た掛け合いや意味深長な言葉遊びが忠実に翻訳されていて、古典なのに、現代劇の感覚でも楽しめました。『ハムレット』を軽くおさらいしていくと、より楽しめますが、知らなくても十分に面白さが伝わる構成はさすがです!

チケットは完売しているようですが、立ち見席の当日券が発売されている模様! チェックしていなかった人も今からでも間に合います。この時は立ち見席ですら、満席だったので、当日早めに会場に行くことをおすすめします。

世田谷パブリックシアターにて

問い合わせ先

  • 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』 TEL:03-5423-5906(シス・カンパニー)
  • 会場/世田谷パブリックシアター
  • 住所/〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3F
  • 会期/2017年10月30日〜11月26日
  • 休演日/水曜日
  • 料金/S席:¥10,000、A席:¥8,000、B席:6,000(税込)※立ち見席の当日券あり

2:ビオワインが美味しいビストロで観劇後の余韻を噛み締める

公演が終わったのは21時30分。興奮冷めやらぬまま、劇場近くにあるビストロ「日仏食堂 トロワ」へ。ビオワインが充実していて、ワインバーとしても楽しめるので、観劇後に感想を語り合いながら軽く一杯…というのもオススメです。

「日仏食堂 トロワ」にて

この日は“柿と洋ナシとルッコラのサラダ”に微発泡の白ワインを合わせてみました。三軒茶屋には気になる酒場が充実していますので、気分に合わせて立ち寄ってみてはいかがですか?

“柿と洋ナシとルッコラのサラダ”に微発泡の白ワイン

問い合わせ先

  • 『日仏食堂 トロワ』 TEL:03-3419-0330
  • 住所/〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋2-15-14 ABCビル110
  • 営業時間/18:00〜25:00
  • ※料理は〜24:00(L.O)ドリンクは〜24:30(L.O)
  • 定休日/日曜日
この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
宮田典子