エイタブリッシュは2000年、東京・南青山で、当時はまだ珍しかったヴィーガン・カフェとしてスタート。以来、一貫して、動物性の素材、精製された白砂糖、乳製品、農薬・化学肥料を使わずに栽培された野菜を材料とするヴィーガン製品を提供してきた。そう、日本におけるヴィーガン・オーガニックの草分けともいえるブランドなのだ。
そんなエイタブリッシュから先月発売されたばかりなのが、200gと十分な内容量のヴィーガンバター。昨年、90gの瓶詰めのヴィーガンバターを発表したが、この製品は、そこからさらに開発を重ねた新しいレシピでの登場だ。
野田琺瑯製オリジナルバター・ケースに入れた「ヴィーガンバター」を朝の食卓に
有機カシューナッツと有機ココナッツオイルをベース※にした新発売のヴィーガンバターは、正真正銘のエイタブリッシュ自家製。そのレシピは、エイタブリッシュ・ブランドの本拠地といえる南青山「ヴィーガンカフェ8ablish」の和田仁美シェフとスタッフたちが試作を繰り返し完成したものなのだ。
柔らかな風味で、後味はすっきり。ふんわりとした食パンから、ちょっと固めのブラウン系のパン、レーズンやナッツが入ったパンまで、いろいろなパンとの相性がいい。もちろん、香ばしく焼きあがったトーストにたっぷりつけていただくのもおすすめだ。
そして、同時発売されたのが、野田琺瑯製のオリジナルバターケース。これがまた魅力的。「野田琺瑯」は1934年から続く琺瑯製品のメーカー。キッチン用品を中心にスタイリッシュな製品を展開することから幅広い年齢層に人気だが、プロも認めるコーヒー用ケトルが長年続くベストセラーで、その名はコーヒー通にもよく知られている。
そんな野田琺瑯とエイタブリッシュのコラボレーションは、琺瑯には「におい移りがなく冷却性が高い」という特性があるから実現したもの。清潔感のある白の琺瑯製ケースで、組み合わせてある蓋は天然木(桜)製。“8ablish”のロゴ焼印を入れたこの蓋はカッティングボードとしても使えるというのも便利でうれしい。
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贅沢な味わいが楽しめる「完熟あまおうのコンフィチュール」
もうひとつ、朝の食卓の味として紹介したいのが、「完熟あまおうのコンフィチュール」。コンフィチュールとはジャムのことで、数を追わず減農薬・有機肥料栽培で一粒一粒丁寧に育てる福岡県『イシダファーム』の完熟あまおうを贅沢に使用。ファクトリエフードとのコラボレーションでエイタブリッシュの和田仁美シェフの監修のもとに、あまおう美味しさをさらに引き出すフレーバーがプラスされたレシピで作られている。
メープルバニラ、ミントペッパー、バルサミコの3種のフレーバー・タイプ、さらに、あまおおの食感も楽しめるプレザーブ・タイプの計4種をワンセットにしたものが発売されているが、それぞれに個性ある味わいが話題に。うれしいことに、自分好みの味がチョイスできるように1瓶ごとの個別発売もスタートしている。
「ヴィーガンバター」も「完熟あまおうコンフィチュール」も、“ユニバーサルな食の楽しみを”というエイタブリッシュの思いがレシピに込められたヴィーガン食品。アレルギーの有無や体質や宗教上の理由などによって、食事の制限が求められる人も、そうでない人も、共に食卓を囲むことができる。つまり、プレゼントも安心してできるというわけ。そうだ、久しぶりに会う友人への手土産にするのもいい。
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- TEXT :
- 堀 けいこ ライター
- PHOTO :
- 扉/島本一男(BAARL)