トレンドともいえる白のロングワンピース。
せっかく着こなすなら、スタイリッシュな新鮮バランスをつくりたいものです。
お手本コーデから、夏らしく着映えさせる方法を見ていきましょう。

■1:カトリン・ボンマンは…縦にずらっと並んだボタンが着こなしを立体的に魅せて

大人コーデ_1
バッグとサンダルを黒でまとめて、引き締め効果に使うと切れのいい印象に。

クリエイティブディレクターを務めるカトリン・ボンマンがドイツでSNAPされたときの着こなしです。
ややクリームがかった白のワンピースは、フロント部分に上から下までくるみボタンが並び、デザインポイントに。
薄手素材が使われた夏のワンピースをフラットに見せず、立体感を演出できます。
1列に並んだボタンが縦長のIラインをつくり上げ、スマート見えにも。
黒小物の合わせでメリハリの効いたシャープさを際立たせれば、理想とする辛口のフェミニンスタイルが完成します。

■2:ミチ・ブランドルは…抜け感をもたらすスリットとオール白の小物合わせで軽快さをアップ

大人コーデ_2
スニーカー×ソックスが清潔感あふれるスポーティーな雰囲気を盛り上げます。

〝THE WANTS SHOES〟という靴のネットショップを手がけているミチ・ブランドル。
ドイツでキャッチされた2021年5月は、Tシャツ型のロングワンピースを愛用していました。
Tシャツ型のワンピースはトレンドアイテムですが、カジュアルに見えすぎてしまうものもあり、シンプルななかでも細かなデザインにこだわって選ぶべきです。
彼女のようにサイドに深くスリットの入ったものなら、動くたびに脚のラインがのぞき、それが抜け感になって軽快さを引き出します。
バッグ、ソックス、スニーカーまで小物すべてを白でまとめれば、統一感のある洗練されたワントーンの着こなしに。
リッチさも十分です。

■3:ゴレスターネ・メイヤー=ウルナーは…軽やか素材の表情でワンランク上のカジュアルに

大人コーデ_3
ゴールドのトングサンダルなら素足感覚で履きこなせて、リッチさも十分。

ネットサイト〝WOW WOMEN〟を主宰するゴレスターネ・メイヤー=ウルナーの、2021年5月のコーディネートです。
透け感のあるドット地のベースに、胸元には斜めに、袖やスカート部分にはボーダー状に布が重ねられ、立体的で豊かな表情をつくり出しています。
素材は透け感があるので、素肌が見え隠れし、軽やかさをアピール。
ふんわりとした袖のデザインも、優雅かつフェミニンさを印象づけられます。
一見フォーマルに着こなしてもおかしくはないワンピースですが、今季はヒールサンダルでなくて正解です。
フラットなトングサンダルを投入することで、今っぽくこなれたムードを盛り上げ、新バランスに。


白のロング丈ワンピースを取り入れていた3人のセレブにスポットを当てました。
フラットに見えないデザインや、スリットでの抜け感、透け素材などによって、決してだらしなく見えず、こなれた着こなしに仕上げていました。
3人を参考にして、今どきのムードが光るコーデをつくってみてください。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀