仕事の後に、知人と食事をする予定の日。
カーディガンとインナーが“おそろい”であることで
楽な着心地でも、ちょっとしたきちんと感が
醸し出せるツインニットは、とても便利な存在です。
さらにテーブルの上=上半身がポイントになる
食事会の日は、胸元にブローチをプラス。
華やかさを演出するだけでなく、
視線を上に集めて、すらりとした印象を
与えてくれるという効果も、
小柄な私にとっては嬉しい限りなのです。
ちなみに、とあるジュエリー通から聞いたのですが、
顔に近いパーツ、つまり耳元や首に
目立つジュエリーを付けると
どうしても顔に目が行くため
シワやらシミやらくすみやら…
本来なら隠したい部分に
人の目を集めてしまうこともあるそう。
その点でも、顔から少し離れたところに付ける
ブローチは、理想的ではありませんか!?
モノクロ写真の女優さんたちが
コートやジャケット、ワンピースにも
付けているのを見て、
ブローチは少女のころから憧れでした。
それから幾年月…
自分でも身につけるようになったのは、
母が使っていたパールのブローチを
発見したのがきっかけです。
確かに古き良き昭和の時代の女性たちは
銀幕の女優と同じように、
夏でもレースの手袋を身につけ、
胸元にはブローチを留めていたものです。
とかく、行動ががさつになりがちな私ですが、
ブローチを身につけると
あのころのたおやかな女性に、
少しだけ近づけるような気がします。
(写真/エディターH&J 文/エディターJ)
- TEXT :
- Precious編集部