カーキといえば、辛口、かっこいい、落ち着いているといった印象がありますよね。そんな要素を持っているからこそ、マチュアな魅力を備えた大人が取り入れることでシックなムードへと運ぶことができます。
アイテムひとつひとつの印象が際立つ夏コーディネートに取り入れ、着映えを実現させましょう。
■1:ティファニー・スーは…直球な可愛らしさもカーキベースなら糖度控えめに
オンラインショップ『mytheresa』のバイイングディレクターを務めるティファニー・スーは、カーキを使って夏のフェミニンコーディネートを大人らしく味付け。
パフスリーブやギンガムチェックといった可愛らしいデザインのブラウスも、穏やかな表情のカーキをベースにすることで甘くなりすぎるのを防止。そこにベージュのパンツをかけ合わせアースカラーコーディネートにすれば、ナチュラルな魅力が引き立って大人らしさが倍増します。
夏らしさを盛り上げたいので、オフホワイトのサンダル、ジュートのトートバッグを添えて軽やかに。それぞれスクエアカットやフォルムなので、スタイリッシュさが加わりgoodバランスに着地していました。
■2:カーリー・クロスは…透け素材のジャンプスーツで楽々着映えを実現
2021年6月10日、NYのSOHOにて、3月に出産したばかりの愛息子と外出しているところをキャッチされたモデルのカーリー・クロス。テクニックいらずで様になるジャンプスーツを活用していました。
全体がシアー素材になったモードなジャンプスーツは、通気性の良さとトレンド感がばっちりです。腰の高い部分でウエストが絞られているので、脚長効果にも期待大。
カーキの洗練されたムードを損なわないよう、小物もきれいめをセレクト。黒のビットローファーとカーキのバッグを添えミニマルな配色にすることで、一体感をもたらしていました。
■3:アンナ・ローザ・ヴィッティエロは…黒×カーキで凛とした佇まいを手に入れる
ファッションエディターのアンナ・ローザ・ヴィッティエロは、黒をかけ合わせてカーキのシックな一面を引き出していました。
ギャザーブラウスは、クラシカルなスクエアネックとパフスリーブで立体感が盛り上がる一枚。トップスが凝ったデザインなので、ボトムスはシンプルなパンツで引き算すると良バランスです。意志ある黒とスパイシーなカーキという配色だからこそ、ぴりっと辛口な装いが実現。
バッグも黒で統一しつつ、足元には白のサンダルをセレクト。軽やかカラーと素足を見せることで、重くなるのを防ぐことに成功していました。
夏に活用したい、カーキのコーディネート術をご紹介しました。
シンプルな着こなしだからこそ、色選びが大切になる夏の装い。楽々大人の余裕を醸せるカーキを使って、垢抜けを叶えてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香