目に映る佇まい、使う時の手触りや音、放つ香り… ラグジュアリーなアプローチでこその「用の美」の奥深さを、変わりゆく時代こそ見つめ直したい。そんな想いから『Precious』8月号では「五感で慈しむ『暮らしの名品』」と題して、日々を彩る名品を特集しています。

家で過ごす時間を慈しむようになり、2度目の夏を迎えました。暮らしを彩る名品と、その向き合い方までアップデートする…そんな絶好の機会ととらえてみませんか? ナビゲーターは松浦弥太郎さん名品との対話を尊ぶことで生まれる、真の豊かな暮らしへ―。

毎日手紙を書くという松浦さんが愛用しているのは、「SMYTHSON(スマイソン)」のサンキューカードデイリーダイアリーとともにご紹介いただきました。

松浦 弥太郎さん
エッセイスト
(まつうら やたろう)2006年から『暮しの手帖』編集長を務める。2015年よりウェブメディア「くらしのきほん」を立ち上げ、現在「おいしい健康」共同CEO。10月29日より、初監督ドキュメンタリー映画『場所はいつも旅先だった』が公開予定。

SMYTHSON(スマイソン)のサンキューカード、デイリーダイアリー

名品_1,文房具_1
二つ折りカードセット[カード、封筒各10枚/ボックス入り]¥5,200(SMYTHSON)
名品_2,文房具_2,家具_1
■1:テーブルランプ¥94,600(ルイスポールセンジャパン)、■2:ダイアリー¥22,000(SMYTHSON)、■3:「エスニクラフト」のワークデスク¥187,000・■4:「ノル」のサイドチェア¥209,000(ザ・コンランショップ)

サンキューカードに加えて、普通紙の半分の重さと軽さの「フェザーウェイトペーパー」が使われるデイリーダイアリーも愛用。

「感謝や感動を、手書きの文字でしたためたい」( 松浦弥太郎)

「僕は毎日手紙を書いています。感謝や感動をどう伝えようかと考えたとき、その思いを手書きの文字でしたためたいと思うのです。書くときはその人のことだけを考えるから、たとえ5分でも実り豊かな時間に。

今どき手書きのメッセージなど珍しいので、相手も喜んでくれて、すぐに返事が戻ってきたりする。そんな循環も楽しいのです。

スマイソンのサンキューカードはそんなときの僕の定番。眼鏡と万年筆を用意して、手元を美しく照らしてくれるテーブルランプを灯せば準備OK。心模様を一文字ずつ丁寧につづっていきます。

郵便は、戦時中でも疫病下でも住所を書けば必ず届きます。海を越え、空を飛び、旅するように相手のもとへ。そこにも僕はロマンを感じるのです」(松浦さん)

※掲載した商品は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
本多康司
STYLIST :
来住昌美
WRITING :
本庄真穂
EDIT&WRITING :
兼信実加子、喜多容子(Precious)