Tシャツで夏らしさを残しておけば、秋らしいアイテムやカラーを取り入れても暑苦しく見えず、ちょうどいいバランスに着地させることができます。海外のお洒落賢者たちが実践していた、端境期のスイッチコーディネートをチェックしてみましょう。

■1:ベアトリス・グトゥは…肌見せコーデは色合わせ×レザー投入で秋らしく

秋らしいカラーと素材でまとめてみる。それだけでTシャツ×ハーフパンツが秋顔に。
秋らしいカラーと素材でまとめてみる。それだけでTシャツ×ハーフパンツが秋顔に。

2021年8月10日、コペンハーゲンファッションウィーク中のストリートでアートディレクター、スタイリストのベアトリス・グトゥをスナップ。腕と膝下をすっきり見せた通気性の良い夏コーディネートを、色と素材で秋らしく導いていました。

ポンチョのようなシルエットでモダンさをアピールできるTシャツは、黒を選びきりりと引き締め。そこにキャメルのレザーハーフパンツ、スーパービッグサイズのブラウンレザーバッグを加えることでぐっと秋らしい表情へ。足元にもTシャツと同じ黒を迎えれば、ダークカラーコーディネートの完成度が高まり季節感のシフトに成功します。

■2:ジジ・ハディッドは…秋アイテムをバランスよく上下に散らす

ニットとレザーのように、秋の定番素材を投入してTシャツコーデをブラッシュアップ。
ニットとレザーのように、秋の定番素材を投入してTシャツコーデをブラッシュアップ。

モデルのジジ・ハディッドは、秋らしいアイテムを上と下にバランスよく配置した、端境期のTシャツコーディネートをNYの街中で披露しました。

白Tシャツが無難にならないよう、フォトプリントデザインを選んでキャッチーさを実現。Tシャツスタイルがクラスアップされるきれいめスラックスは、秋冬シーズンの定番であるキャメルをチョイスしました。そこにライトブルーとグリーンが鮮やかなバイカラーニットを肩掛けしたり、スクエアトゥのブーツを添えることで季節感を更新。上と下にバランスよく秋アイテムを散らせば、全体に馴染んで調和をもたらすことができます。
Tシャツ、ニット、バッグそれぞれにグリーンを選んで、統一感を作っているのもお見事!

■3:エヴァンジェリ・スマイルニオタキは…きりっとレザーならみるみる秋顔に

親しみ慣れたTシャツだからこそ、レザーONレザーのモードなボトムコーデにチャレンジできます。
親しみ慣れたTシャツだからこそ、レザーONレザーのモードなボトムコーデにチャレンジできます。

パリファッションウィーク中、モダンなTシャツコーディネートを見せたアートディレクター、インフルエンサーのエヴァンジェリ・スマイルニオタキ。

キャメルタイトスカートと黒ロングブーツを隙間なく繋げば、スカートスタイルをモダンに導くことができます。さらに重厚感のあるレザー素材を選び、秋らしい表情とお洒落な雰囲気をぐっと引き上げ。

モードかつスリムなボトムコーデなので、トップスは気負いないビッグシルエットの白Tシャツを合わせ親しみやすさとメリハリを演出。バッグでTシャツの白をリフレインすれば、小気味よいカラーバランスになり絵になるスタイルが完成です。


残暑の時期に役立つ、秋らしさをミックスしたTシャツコーディネートをお届けしました。

配色や素材を意識するだけで、季節感のシフトが叶います。端境期ならではのお洒落を是非楽しんでみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香