世界一のグルメシティ東京。この街で食べられない国の料理はないといわれるほど、各国の料理店がひしめく東京で、なかなか旅ができない今、「口福」の世界旅行を楽しみませんか?

最新『Precious』9月号では、企画「旅気分で行きたい!トーキョー世界レストラン」を特集。各国料理を食べ尽くした偏愛系フードライター・小石原はるかさんをナビゲーターに、海外への恋しい気持ちを満たしてくれる、話題のお店やツウが通う名店をご紹介します。

今回は、東京・神宮前のペルー料理店「bépocah(ベポカ)」についてお届けします。

ペルーの伝統的料理を日本の旬の食材で、色鮮やかに。ブームの火つけ役は日々進化中|bépocah(ベポカ、東京・神宮前)

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外観

欧米から広がったペルー料理ブーム真っ只中の2013年、原宿に誕生した「ベポカ」。リマの旧市街にあるコロニアル建築を模した鮮やかな黄色い建物は、日本にいながらペルーを体感できるスポットとして人気に。

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カウサ・レジェーナ(ペルー流マッシュポテトの前菜)。ライムや唐辛子で味付けしたじゃがいもに、チキンや野菜、いくらやズワイガニ、カッテージチーズなどを重ねた人気のひと皿。

「オープンから8年経った今も、『美しい!』と思わず唸るほど、360度どこから見ても端正で色鮮やかなひと皿は健在。いや、年々アップデートされているといっていいほど。

多種多様な山海の幸が揃うペルーは、実は世界屈指の美食大国。スペイン系、アフリカ系、中国系、日系の食文化が融合し、独自の進化を遂げたペルー料理は、似たような立地と歴史をもつ日本料理との親和性が高く、それゆえこちらのペルー料理は日本の旬の食材が見事に生かされています。

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この日のセビチェはシマアジ。キーライム、コリアンダー、唐辛子でマリネ。

なかでも季節の新鮮な魚を使ったこの店のセビチェは、キーライムが効いていて絶品! キリッと冷えた白ワインが恋しくなる一品です」(小石原さん)

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新鮮なタコの刺身を紫オリーブのソースでいただく冷たい前菜

プレシャス世代におすすめはコース料理。絵画のように美しい料理をじっくり楽しめます。写真の料理はすべて「デグスタシオンコースA」¥11,000(要予約)より。

レストラン_5,東京_5
建物内観

ペルーから持ち込んだカラフルな床タイルが印象的。1階にはバーカウンターも。

※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。
※掲載したメニューは、すべて税込です。

店舗DATA

  • bépocah
    営業時間/17:00~20:00(19:00 L.O.)
  • 定休日/日曜
  • TEL:03-6804-1377
    住所/東京都渋谷区神宮前2-17-6
     
PHOTO :
篠原宏明、川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
田中美保、佐藤友貴絵(Precious)