海や高原で過ごす、スローダウン・ラグジュアリーなファッションに着替えたら、メイクも頑張りすぎない美しさを目指しましょう。雑誌『Precious8月号』では、「力が抜けててエレガントな、真夏のアイメイクの極意」と題して、いつものメイクから引き算して力の抜けた、それでいてエレガントなアイメイクをご紹介しています。
今回は、涼やかな高原に似合う「透け感血色アイメイク」を取り上げます。引き締めすぎない肩の力の抜けた赤みブラウンの目元で、リラックスエレガンスなメイクが叶います。
「力が抜けててエレガント」な、真夏のアイメイクの極意
スローダウンさせたファッションには、スローダウンさせたメイクが似合うもの。いつものメイクから引き算をして、肩の力が抜けたような、それでいてエレガントなアイメイクの極意をご紹介。真夏の海や高原などに思いを馳せて、抜け感のあるアイメイクを楽しんで。
緑そよぐ高原へ行くなら…透け感血色アイメイク
涼やかな木立の陰、しっとりとした空気感。思わず深呼吸したくなるような高原でのアイメイクは、ふっと肩の力が抜けたような、それでいて生気を感じさせる赤みのあるブラウンの目元が適役。ソフトマットで、なおかつ透け感のあるふんわりとしたエレガントな軽やかさが気持ちまでリラックスさせてくれるはず。
ふんわりフォギー、赤みブラウンで統一された目元はしっとり女らしく
透け感血色アイメイクのポイントは、ブラックレスで仕上げること
赤みブラウンのアイシャドウは旬のカラーで、肌に血色感が宿るため、表情が生き生きとして見える秀逸カラーです。そのなかでも、ソフトマットな質感で、さらに透け感のあるシアーな発色だと、肩肘張りすぎていない優雅な印象を醸し出すことができます。
ただマットな質感は、ともすると老けて見えてしまうことが。でも、繊細なパール感のあるゴールドを合わせて使うことで、より肌なじみがアップし、マットさに軽やかさも出て、誰もが使いこなせる絶妙なバランスになるのがこのパレットのすごいところ。
さらに、アイラインもマスカラも黒ではなく、同じ赤みを感じさせる色で揃え、ふわっとした柔らかい雰囲気にトータルでまとめてみて。
■1:赤みブラウン、しかもシアーなマット感が絶品のアイシャドウで目元に優しげな血色感を
トム フォード アイ カラー クォード 029 ¥10,340
柔らかな赤みブラウン、ベージュ、ゴールドの使い勝手のよいパレット。パール感がなりをひそめた大人にぴったりな逸品。メインの赤みブラウンがマットな質感ながらシアーな発色で、塗る人を選ばず、洗練された旬の目元が叶う。
■2:マスカラも赤みブラウンで合わせ、トータルに柔らかく仕上げて
アンプリチュード エクストラボリュームカラーマスカラ 02 ¥4,840
女性らしいボルドーの奥に黒を感じさせる独特の発色が特徴的なカラーマスカラ。そのため、まつげ1本1本が遠目からも見えるくらいしっかりと際立ち、存在感が出て、魅力的な目元に。長さ、カール、滲みにくさなども実現した、大人にうれしいマスカラ。
■3:黒ではなく、赤みのあるブラウンのラインで柔らかく引き締めて
シャネル スティロ ユー ウォータープルーフ N 943¥3,520
赤みのある上品なブラウン。メタリック感があり、そのぶん、軽やかさが目元に宿る。湿気、皮脂、涙の影響でヨレたりすることなく、クッキリとしたラインが一日中続くウォータープルーフタイプなのも透逸なところ。(7月16日発売)
◇How to make up
【STEP1】黄みとパール感を先に忍ばせる
Aを上まぶた全体+鼻筋の脇に沿ってブラシでぼかす。次にBを二重の幅にチップでのせる。赤みブラウンを肌なじみよくするために、先に黄みと上質なパール感とを仕込んでおく。
【STEP2】黒目の上を中心に赤みブラウンをのせて
Cをブラシにとり、で二重の幅にのせたゴールドに重ねるように目の際からのせていく。二重の幅を越えたら、黒目の上を中心にしてアイホール全体になじませて。
【STEP3】ラインは細めに引いて
アイライナーのペン先くらいの細さで、目の際に目頭からラインを引いていく。目尻は気持ち長めに引くと、エレガントな印象に。ラインの上にDをチップで重ねてヨレ防止に。
【STEP4】ボルドーのマスカラは下まつげにも効かせる
ビューラーでまつげを整えてから、上まつげにまずマスカラをまんべんなく塗っていく。次は下まつげに塗る。ブラシを縦にして持ち、左右に振りながら塗って毛を立たせつつ塗る。
※掲載の商品の価格は、すべて税込みです
問い合わせ先
- PHOTO :
- 玉置順子(t.cube/人物)、宗髙聡子(静物)
- STYLIST :
- 後藤仁子
- HAIR MAKE :
- AYA(LA DONNA)
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT :
- 長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)