残暑に対応する通気性の良さを確保しつつ、秋らしい色の効果を使えば端境期ならではのお洒落を叶えることができます。
深まる秋らしさを演出してくれる「ブラウン」、海外ファッショニスタはどんな着こなしに取り入れているか解説します。
■1:ユスチナ・ツェルニアクは…ホットカフェモカのようなぬくもりブラウンで秋を表現
コペンハーゲンファッションウィーク中にスナップされた、インフルエンサーのユスチナ・ツェルニアク。ワンピースとサンダルという、通気性がよく夏の名残りに対処できる着こなしに、秋らしさをミックスしていました。
シャーリングやティアードデザインで立体感抜群なワンピースは、カフェモカのようなまろやかブラウンが温度を感じさせる、秋らしい一枚です。ふわりとしたシルエットなので、ヘアはコンパクトにまとめつつヒールサンダルを合わせることでメリハリを演出。
サムループサンダルやバッグのチャンキーチェーンストラップなど、モダンな小物でワンピースを飾ると、フェミニンなワンピースが都会的に着地します。
■2:デボラ・レイナー・セバッグは…色と素材で秋らしさを追求
デジタルクリエイター、ファッションコンサルタントとして活躍するデボラ・レイナー・セバッグを、ロンドンファッションウィーク中にキャッチ。深みのあるブラウンを、配色バランスと素材選びでより秋らしく仕上げていました。
腕と膝下をすっきり見せた着こなしは、アイテムをニットとレザーの秋素材に置き換えることで季節感を更新。スパイシーなレザースカートも、上品ブラウンで柔らかさを添えれば優雅に着こなせます。さらにグレーをかけ合わせたことで、スタイリッシュな配色になりぐっと洗練された佇まいに。
ニットとレザーは厚みがあるので、シューズはヌーディカラーのメッシュパンプスを選び抜け感をプラス。バッグも肩周りにコロンと収まるミニバッグで主張を控えめにすると、全体をすっきり整えることができます。
■3:ベアトリス・グトゥは…シンプルワンツーはしなやかレザーで着映えを実現
ミラノファッションウィーク中にキャッチされたアートディレクター、スタイリストのベアトリス・グトゥは、半袖シャツ×パンツというミニマルな上下を、レザー素材と落ち着いた色合わせで垢抜けさせることに成功しました。
ブラウンと黒のベーシックカラー同士の組み合わせも、レザー素材を選べばたちまち秋らしい表情に、そしてシックな雰囲気にまとまります。ややオーバーサイズのシャツを選べば、タフなレザーの上下に少しの脱力感が加わり、こなれたオーラを放つことができます。
スタイリッシュさを引き立てるべく、ヘアはタイトなセンターパートできりっと。ジュエリーも顔周りに置かず、ブレスレットのみに絞ることでスマートな表情が盛り上がっていました。
いち早く秋らしさを演出するのに有効な「ブラウン」を使ったコーディネートをお届けしました。色合わせや素材選びなどにもこだわり、端境期ならではのお洒落を楽しんでみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香