きちんと感だけでなく、センスのよさや知的な意思を投影できるという視点で選ぶジャケットが今季は続々と登場。そこで雑誌『Precious』10月号では「個性を知的に映し出すから頼りになる『新ジャケット』にアップデート!」を特集しています。

「ジェントル・エレガント」なキャリア女性にふさわしいハンサムな「ボクシー」、華やかな「ツイード」、旬の「ベルテッド」、ミニマルな「Vカット」を厳選。エッセンシャルな存在であり、着こなしの軸となる「新ジャケット」で、自分らしいスタイルを確立して!

この特集のなかから、本記事では信頼感が必須なシーンではもちろん、特別感や華やぎが欲しいときにも最適な4大「新ジャケット」をご紹介します。

「今の気分」に寄り添う、4大「新ジャケット」

センスよく、フレッシュな印象に仕上がる「新ジャケット」の着映え力は想像以上! 最愛アイテムの「進化」に注目し、コーディネートと共にアップデート術をご紹介します。

●ツイードジャケット&ボクシージャケット

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1.ジャケット¥528,000(ヴァレンティノ)、2.ジャケット¥273,900(ラルフローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)

■1:Tweed Jacket|モードなディテールがハンサムかつ優美な印象に

今季のツイードは従来のイメージを払拭し、ジェントルな雰囲気で楽しめる進化形が続々登場。

ブルーの濃淡がスマートな品を生むジャケットは、「ヴァレンティノ」のアイコンである「ローマンスタッズ」や、「V」のイニシャルが幾何学的に連なって。表情まで明るく映える華やかな色とディテール。ビターなアクセントが、一歩先のモダンなスタイルを叶える。

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Look!…長め丈のツイードジャケットをマニッシュに着こなす、『VOGUE PARIS』編集長のエマニュエル・アルト。全身を落ちついたトーンでまとめた装いが粋。

■2:Boxy Jacket|蝶貝のダブルボタンが映えるたおやかな白で印象に変化を

旬が香るシルエットで、着心地がいいのも、ボクシージャケットの特色。ハンサムな雰囲気とリラクシーなムードが融合。オフホワイトの洒脱な一着は、メンズのテーラリングを継承する、ピークドラペルやダブルブレストがジェントルな雰囲気を放って。

なめらかなウールギャバジンで、まるでカーディガンのように軽やかに羽織れる。

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Look!…上品な装いに定評のあるオリヴィア・パレルモは、ベージュのボクシージャケットで、知的な女らしさを演出。クロップド丈パンツ&ヒール靴で足元に抜け感を。

●Vカットジャケット&ベルテッドジャケット

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3.ジャケット¥64,900(M〈ウジョー〉)、4.ジャケット¥242,000(サン・フレール〈レ・コパン〉)

■3:V-cut Jacket|すっきりとした襟のラインで研ぎ澄まされたスタイルへ

シンプルな洗練スタイルを目指すならば、Vカット襟の新型にトライを。いわゆるラウンドのノーカラーとは違い、辛口テーラードからラペルをなくしたようなフロントが特徴。

鋭角なラインがキレ味を生む注目の一着は、高密度ギャバジンにペーパー加工と呼ばれる特殊技術を施すことで、さらにジェントルな風貌に。すっきりとしたラインでキレ味のいいスタイルへ!

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Look!…ジャケット好きなトレンドセッター、レオニー・ハンネ。ビッグシルエットのVカットジャケットとワンピースは、まさに「ジェントル・エレガント」な印象。

■4:Belted Jacket|シルエット調整が可能な新感覚のベルト付きに注目

全身のバランスがとりやすく、スタイルがよく見えるベルト付きのジャケットは今季の注目株。ボディラインに合わせて調整可能で、ボトムを選ばず着こなしにこなれ感が生まれるのも魅力。

しっとりと肌触りのいいフランネルのジャケットは、共布のベルト付きで、ウエスト位置を高めにマークできるデザインに。しなやかに寄り添うフォルムでイメージ一新!

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Look!…トレンドを取り入れながら、シックな色使いでおしゃれを楽しむ、ドイツ人ファッショニスタのキャロライン・ダウア。メリハリがあるのはベルト使いの賜物。

※掲載した商品は、すべて税込です。

問い合わせ先

PHOTO :
小池紀行・池田 敦(パイルドライバー/静物)、Getty Images
STYLIST :
三好 彩
EDIT&WRITING :
川口夏希、遠藤智子(Precious)