毎年、秋冬になると注目が高まるレオパード柄。大胆に思われがちなパターンを派手過ぎず、さりげないアクセントとして装いに上手に取り入れている人には、大人の余裕と高いセンスを感じますよね。
そこで海外スナップから、レオパード柄を個性的に楽しんでいた3人のファッショニスタをピックアップ。大人のエレガンスを感じる着こなしをぜひご覧ください。
■1:キャロライン・イッサは…コンサバアイテムと組み合わせて程よく中和
ロンドン在住のファッションディレクター、キャロライン・イッサがパリのストリートに登場。レオパード柄のベストを白シャツ、センタープリーツパンツといった清楚な印象のきちんとしたアイテムとコーディネートして、上品な装いに仕上げています。
全身のトーンを落ち着いた色調に抑えているのも勝因の一つ。ときに女性らしくなり過ぎてしまうレオパード柄ですが、ネイビー、黒、白といったキリッとドライな配色でまとめたことで、余計な甘さを排除し、大人のクールな雰囲気を漂わせて。
足元にはバイカラーのシューズを合わせて、遊び心をプラス。シャツの白とリンクさせることで統一感のある着こなしを完成しています。
■2:タム・マクファーソンは…優美さ漂うセットアップにツイストをプラス!
ファッションブログ「オール ザ プリティ バーズ」を運営する、ジャマイカ生まれニューヨーク育ちのタム・マクファーソンをパリでキャッチ。スカートのセットアップにレオパード柄のバッグを効かせたコーディネートを披露していました。
ミディ丈のフレアスカートとジャケットのセットアップはクラシカルでエレガントな印象。首元にはミニスカーフをあしらい、ポインテッドトゥのスリングバックヒールを合わせて、まるで往年の女優のように品格漂う優雅な装いを完成。
少しコンサバかな…とも思える組み合わせを、グッと洒脱な印象にしているのがレオパード柄のバッグ。小さい面積ながらインパクト抜群のパターンが威力を発揮し、垢抜けた印象に。
■3:クリッセル・リムは…トレンドを散りばめて大人のモードなフェミニンスタイルに
2021年9月、パリファッションウィークでスナップされた、ロサンゼルス在住のスタイリスト、クリッセル・リム。たっぷりとしたフレアが印象的なレオパード柄のスカートを軸とした女性らしい着こなしです。
スカートはミディ丈で分量多めの、なかなかインパクトが強いデザインですが、ホワイトのジャケットを合わせたことでクリーンな印象に。ジャケットの上から黒ベルトをしてウエストマークすることでバランスよく、スタイルアップを叶えています。
装いに旬の雰囲気を与えているのが、ミニバッグ&コンバットブーツ。トレンドアイテムをプラスしたことで、若々しい印象に。
首元にはスカーフを巻いて華やかに。白ジャケットが、スカートとスカーフの柄がぶつかってうるさくなることを回避しています。
レオパード柄を大人の洗練スタイルに上品に取り入れていた3人をご覧いただきました。着こなしに遊び心やスタイリッシュさが欲しいとき、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子