帽子を選ぶときには、着こなしのポイントになりながらトゥーマッチにならない、という絶妙なさじ加減が難しいですよね。
ご紹介する海外セレブやファッショニスタは、どんな帽子を選び、どんな着こなしに取り入れていたか解説します。
■1:モリー・キングは…テイストミックスの着こなしにはネイビーのキャップがマッチ
ロンドンにあるラジオ局に到着した、歌手のモリー・キング。カジュアルときれいめを融合させたテイストミックスで、垢抜けた装いを見せました。
パーカとレギンスというストレスフリーな着こなしは、ぱきっとした白と黒で明確な色のコントラストをつけるとスタイリッシュさを両立できます。そこにブラウンのジャケット、黒ロングブーツを掛け合わせ装いをクラスアップ。ジャケットはややオーバーサイズを選んでちょうど良い脱力感を添え、今っぽい雰囲気を醸すことに成功しました。
このコーディネートに合わせた帽子は、親しみやすいネイビーのキャップ。カジュアルなアイテムながらも、ネイビーという上品な色が大人の着こなしによくマッチします。ゴールドのフープピアスを上乗せし、顔周りを華やかにトッピングしてフィニッシュ。
■2:マイリーン・クラスは…千鳥格子柄のキャスケットでクラシカルムードを漂わせて
ロンドンでキャッチされた歌手のマイリーン・クラスは、帽子を使って秋らしいクラシカルなムードを高めていました。
さらりと落ち感のある黒パンツに、同色のショート丈アウターを合わせセットアップ風な着こなしへ。アウターはケープ調のデザインがエレガンスを醸します。インナーとシューズを使って少量の白をポイントにしたことで、黒が重くなるのを回避。そこに千鳥格子柄がレディな雰囲気のキャスケットを投入すれば、黒コーディネートの単調さがなくなるだけでなく、黒という色が活きるシックな出で立ちに。バッグも端正なデザインのものをセレクトし、調和の取れた装いに仕上げていました。
■3:ベアトリス・グトゥは…目を引くハットはIラインコーディネートに取り入れて
コペンハーゲンファッションウィーク中のストリートでスナップされた、アートディレクター、スタイリストのベアトリス・グトゥ。ハットを被る時のちょっぴり気恥ずかしさを感じる問題は、彼女の着こなしを参考にすると解決できそうです。
プルオーバーとスカートの組み合わせは、ニットとサテンのようにそれぞれ素材に特徴を持たせメリハリを強調。そして黒という引き締めカラーとタイトスカートを合わせればIラインを強調することができます。すっと縦長なシルエットだからこそ、リブが広めのハットを取り入れてもバランスが取りやすく、大人らしい表情に着地。さらにヘアもすっきりとまとめておけば、スタイリッシュな雰囲気が高まります。
秋コーディネートに投入したい、大人に似合う帽子をお届けしました。帽子を投入したり、同じ装いでも帽子を変えるだけで印象がガラリと変わるので、是非お気に入りを見つけてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香